発電機を室内で運転、たった10分で致死濃度!

東京都生活文化局は、発電機や木炭、練炭による一酸化炭素中毒の危険性についての調査を行い、その結果を発表した。

これは東日本大震災の発生により発電機や木炭が注目されいるため。すでに東京消防庁管内では、停電中にこれらを使用したことによる一酸化炭素(CO)中毒事故が3件発生している。

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このような事故は、使い慣れていない人が本来屋外で使用すべき発電機を室内で使用したり、換気が不十分なまま木炭などを使用したことが原因と考えられるとして、今回の調査結果を踏まえ、今後の一酸化炭素中毒事故を防止するためにも、消費者に注意喚起を行っていくと発表した。

【調査結果】
■ 小型発電機
家庭用の小型発電機を室内で運転したところ、一酸化炭素の濃度は10分程度で極めて危険なレベルである1,600ppm以上に達した。短時間であっても、屋内や閉鎖的な空間(車庫や小屋等)で使うことは死亡事故につながる危険性がある。

■木炭及び練炭
着火した木炭や練炭を室内で燃焼させたところ、一酸化炭素濃度は800ppm以上という、長時間の使用により危険が生じる可能性のあるレベルに達している。換気扇による強制換気を行うと100ppm以下まで低減できるが、暖まるためには効果が大幅に低減してしまう。

【消費者へのアドバイス】
・発電機は、いずれも必ず屋外で使用することが取扱い説明書に記載してある。換気の有無によらず極めて危険なので、室内では絶対に使用してはいけない。また、車庫や倉庫などの閉鎖された空間での使用も危険を伴う。
・木炭、練炭を使用する場合、換気が行われないと高濃度になる危険性がある。常時窓を開けるなど十分な換気が必要なことから、停電時に室内で暖を取る方法として効果的ではない。
・一酸化炭素(CO)警報器の設置により、一酸化炭素の危険をブザーや音声で知ることができる。一酸化炭素警報器の機能もついた「住宅用火災・ガス・CO警報器」の設置も事故を防ぐための手段として有効。

【問い合わせ先】
生活文化局消費生活部生活安全課
電話:03-5388-3082

※参考
■一酸化炭素とは
0.02%(200ppm)2時間から3時間で前頭部に軽度のずつ頭痛
0.04%(400ppm)1時間から2時間で前頭痛・吐き気、2時間30分から3時間30分で後頭痛
0.08%(800ppm)45分間で頭痛・めまい・吐き気・けいれん、2時間で失神
0.16%(1600ppm)20分間で頭痛・めまい・吐き気、2時間で死亡

■小型発電機とは
小型発電機は、ガソリンやカセットボンベを燃料とする発電機で、電源がない場所での電灯などの電気器具を使用するために用いられている。今回のテストでは、定格出力が0.45キロボルトアンペア、0.9キロボルトアンペア、2キロボルトアンペア(排気量は76立方センチメートル、49立方センチメートル、171立方センチメートル)の個人の利用を想定したガソリンエンジン発電機を使用しています

■ 一酸化炭素(CO)警報機とは
CO警報機は、人が気づかない一酸化炭素の発生を感知し、すばやく危険性を知らせてくれる安全器具。詳しくは下記ガス警報機工業会ホームページよりご確認下さい。

ガス警報器工業会ホームページ
東京都

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