精神疾患の患者は約420万人、外来で増加傾向 厚労省

中央社会保険医療協議会 総会(第434回 11/20)《厚生労働省》

厚生労働省によると、2017年時点での精神疾患の患者数は約420万人で、3年前よりも約27万人増えた。特に精神疾患による外来患者が増加傾向にある。一方、入院患者は過去15年で減りつつあるものの、精神科病床に5年以上入院する人が9万人を超えていることも明らかになった。

厚労省が20日の中央社会保険医療協議会・総会で報告した17年の「患者調査」の結果によると、17年時点での精神疾患患者数は、前回調査の14年よりも約26万9,000人増の約419万3,000人。このうち、外来患者は約389万1,000人(14年比28万人増)で、入院患者は30万2,000人(同1万1,000人減)だった。

精神疾患を発症している外来患者を疾患・症状別に見ると、躁うつ病を含む「気分・感情障害」が約124万6,000人で最多。次いで、「神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害」(約82万8,000人)、「統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害」(約63万9,000人)、「認知症(アルツハイマー病)」(約51万3,000人)などと続いた。

一方、入院患者では、「統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害」が約15万4,000人で最も多く、次いで、「認知症(アルツハイマー病)」(約4万9,000人)、躁うつ病を含む「気分・感情障害」(約3万人)などの順だった。厚労省は、認知症(アルツハイマー病)や気分・感情障害による入院患者数の伸びが大きいと指摘している。

17年時点で精神科病床に入院していた人は約27万8,000人。このうち、「1年未満」が約10万6,000人、「1年以上5年未満」が約8万人、「5年以上」が約9万1,000人などだった。

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