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配信日:2018/09/20  カテゴリ[事故・違反]  閲覧数[15318]

医師で老人ホーム施設長、無資格介護職員に医療行為を指示 医師法違反で逮捕 新潟県

新潟県警は9月17日、資格のない介護職員に医療行為をさせていたとして、医師で有料老人ホーム「鳥屋野(とやの)の里」施設長の里方一郎容疑者(63歳)を医師法違反(無資格医業)容疑で逮捕した。

里方一郎容疑者は、医療資格のない介護職員2名に適切な研修なども受けさせていないにも関わらず、喀痰吸引や経管栄養などの医療行為を繰り返しさせていたと見られる。

当該老人ホームは2016年12月に新潟市の立ち入り調査を受けており、その時点で今回の医師法違反が確認されている。再三にわたる市の指導にも従わず改善されなかった。新潟県警は、介護職員の2名も医師法違反容疑で新潟地検に書類送検する方針だ。

里方一郎容疑者は今回の容疑に対し、「医師や看護師の人材が足りない夜間に、緊急避難的にやらせていた。開設当初から採用が思うようにいかず、慢性的な人材不足が続いている。この程度の医療行為は許容範囲内だと思っていた」と話している。

なお新潟市高齢者支援課、吉川氏へ電話取材を行ったところ、以下のような回答が得られた。

「今回の事例は前例がないため、今後どのような行政指導を行っていくのか、ただいま検討しているところです。仮に、事業停止命令などの行政処分を実施する場合には、入居者や利用者様のことを最優先にして、他の老人ホームへの斡旋など、柔軟に対応してまいります」