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配信日:2018/08/20  カテゴリ[事故・違反]  閲覧数[10952]

入所女性を殴り死亡させたとして介護施設職員逮捕【熊本市】

8月10日、熊本県警は熊本市西区のグループホーム「ゆうしん三丁目」で入所者の88歳の女性を殴って死亡させたとして、介護職員の男性(49歳)を傷害致死容疑で逮捕したと発表した。グループホーム「ゆうしん三丁目」は「有限会社 ゆうしん」が運営する「ゆうしんグループ」の一つ。

事件の詳細

事件が起きたのは8月7日午前0時5分頃のこと。熊本市西区野中3丁目のグループホーム「ゆうしん三丁目」の食堂で、栗崎容疑者(49歳)が入所者の宮本ヨツ子さん(88歳)の腹部などを複数回にわたって殴打した疑いがある。

栗崎容疑者は暴行後に宮本さんを居室へ連れて帰った。午前0時半ごろに見回りに行くと宮本さんがベッドの上で意識を失っているのを発見。栗崎容疑者は自ら119番通報をして救急車が到着するまで心臓マッサージをしていた。宮本さんは搬送先の病院で死亡が確認された。

宮本さんの腹部を中心に複数の打撲痕が見つかったため、虐待の疑いがあるとして病院が警察に通報。司法解剖を行った結果、死因は腹部内の出血性ショックと判明。宮本さんは腹部を殴打されて腹部内で内出血を起こしていた。

その後の捜査で、栗崎容疑者が宮本さんに暴行を加える様子が施設内の監視カメラに写っていたため、栗崎容疑者の犯行とみて逮捕し傷害致死容疑で調べを進めている。捜査員に対して栗崎容疑者は、宮本さんの死亡について「私の暴行が原因だと思います」と話しているという。

栗崎容疑者は1年ほど前から当該施設の正規職員として働いている。事件当日、栗崎容疑者は当直勤務で職員2名が入所者20名を担当していた。

熊本県への取材

熊本県へ電話取材を行い以下の回答が得られた。

「報道されている事件については確認しています。介護施設は県が管轄していますが、グループホームについては熊本市が管轄しています。市の方で今後の指導について検討しているところです。」

ホームページ上に掲載した施設側のコメント

グループホーム「ゆうしん三丁目」を運営する「有限会社 ゆうしん」のホームページには以下のようなコメントが掲載されている。

すでに報道されているとおり、平成30年8月6日深夜から翌7日にかけて、弊社が運営するグループホーム内で傷害致死事件が発生しました。
利用者のみなさま、ご家族、関係者のみなさまに心からお詫び申し上げます。
日頃から「安心と安全」を理念に掲げてみなさまの生活を支援してまいりましたが、もっともあってはならない事件が起きてしまいました。
重く受け止め、重ね重ね心より深くお詫び申し上げます。

現在、熊本県警による捜査に全面的に協力しております。
私どもといたしましても、この事件がなぜ起きたのか、原因をしっかりと解明して、二度とこのようなことがないよう、再発防止に全力でとり組んでまいる所存です。
取り急ぎ、私どものお詫びと再発防止のお約束を申し上げます。
今回の報道について:http://yushin-wel.jp/news/868