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配信日:2015/06/30  カテゴリ[事故・違反]  閲覧数[10462]

【不正受給】「和歌山社会福祉専門学校」学校法人に県補助金の返還命令

和歌山県福祉保健部は6月10日、広川町内で社会福祉専門学校を運営する学校法人きたば学園(中世古博幸理事長、同町下津木1105)が、福祉人材の確保に関する県の補助金の一部として2011年9月から2012年3月にかけて計122万円を不正に受給していたとして、同日付で返還命令を出した。

県によると、同法人は介護福祉士や社会福祉士などを養成する専門学校「和歌山社会福祉専門学校」を運営。今回の県補助金は実際には支払っていない講師の給料や旅費として申請されたが、同学園ではそれを運営費などに充てていた。

不正が発覚したのは今年2月の県宛ての名の書面通報にあった。それによると、2011年度に約20回の介護技術を教える講習会などを実施したが、講師に報酬や交通費を支払っていなかったにもかかわらず、その講師の給料を収支報告に記載したり、前年度に実施した研修会を次年度にやったと報告したりして、県の補助金あわせて120万円余りを不正に受け取っていた。

実際の講師は学園が運営する和歌山社会福祉専門学校の教員だったという。このほかにも研修会での外部講師に対する報酬の未払いや会計元帳への未記載などがあり、不正受給額はあわせて122万円にのぼる。

県は「今後、補助金申請の際に提出される会計報告書などの必要書類の確認を徹底し、受給希望者にも制度や手順をより丁寧に説明し、今後このようなことの無いよう努めたい」などと話した。また、学園の中世古理事長は、補助金を不正に受け取ったことを認めたうえで、「学校運営が苦しく、補助金を運営費に回してしまった。補助金への認識が甘かった。このようなことが二度とないようにしたい」なとと釈明しているという。

■和歌山県「福祉人材確保対策事業に係る補助金の不正受給について」 http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/kensei/shiryo.php?sid=21385