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配信日:2019/04/15  カテゴリ[政府・行政]  閲覧数[1627]

=経済財政諮問会議=厚労相「少ない人手でも回る現場を実現」 介護施設のイノベーションに注力


《 10日の諮問会議(画像出典:首相官邸HP)》

10日に開催された政府の経済財政諮問会議で、根本匠厚生労働相は新たなテクノロジの活用などで介護現場の生産性を高めていく意向を重ねて示した。

利用者が増える一方で現役世代が急減する今後を見据え、「より少ない人手でも回る現場を実現することが必要」と言明した。業務の切り分けや役割分担、ロボット・センサーの適切な整備、記録アプリの活用などで介護施設のイノベーションを加速させる構想を改めて説明。健康寿命の延伸とあわせて力を注いでいく構えをみせ、「攻めの姿勢で考えていく」と強調した。

平成31年第5回経済財政諮問会議

民間議員は「人手不足への対応、働き方改革の観点からも、大胆なICT、AIなどの活用に向けた規制改革を推進すべき」と主張。「センサーを活用するオランダの夜間介護の生産性は日本の3倍(*)」との知見を持ち出すなど、特に施設の夜勤配置に議論の余地があるとの認識を示している。

*注釈で「株式会社メディヴァ・大石氏によれば、オランダでは夜間の見守り人員は40~50人に1人であるが、日本では平均で15人に1人を配置」と解説した。

このほか麻生太郎財務相は、「今後の社会保障を取り巻く環境を考えると、必要となるサービスを効率的に提供していくことが重要な課題。保険者向けのインセンティブ施策のメリハリ強化などをしっかり進めていく必要がある」と持論を展開。「今後、給付と負担の見直しも含めた社会保障全般にわたる改革に取り組んでいかなければならない」とも述べた。