社会福祉法人が不正受給、過去に傷害事件も(栃木県)

栃木県は2018年12月13日、県内で障害者支援サービスを手掛ける社会福祉法人「瑞宝会」が、介護給付費など計約4500万円を不正に受給したとして、翌14日から2019年6月13日まで、運営施設3ヶ所の新規利用者受け入れを禁止とする行政処分を行った。

<処分対象事業者>
・社会福祉法人 瑞宝会
・住所:栃木県宇都宮市下栗町2936-10
・代表者氏名:三上 公博

<処分対象施設>
1.カーサ・パラディソ
 ・所在地:栃木県佐野市富士見町1-4
 ・事業形態:指定短期入所、指定就労移行支援
2.サント・ニーニョ・ハウス
 ・所在地:那須塩原市美原町4-136
 ・事業形態:指定短期入所
3.ミカエラ・ハウス
 ・所在地:栃木県那須郡那須町湯本新林390
 ・指定短期入所

事件の概要

瑞宝会は2017年1月から2019年7月、県内佐野市の施設「カーサ・パラディソ」をはじめとする複数の施設で、県の条例で定められた従業員数に満たない人員で施設を運営、さらに給付対象とは異なる内容の就労支援サービスを利用者に受けさせるなど不正行為があったにもかかわらず、虚偽の内容で補助金を請求し不正受給を行っていた。2017年10月に行われた定期監査で発覚、是正指導を行ったものの、その後も一部で不正が続いていた。瑞宝会を巡っては、2017年4月に傷害事件が発覚しており、この度の県の調査に対し瑞宝会の担当者は「傷害事件後、多くの従業員が辞めた中で手続きの余裕がなかった。不正とされた分は返金し、従業員の確保に努める」と話しているという。

過去の事件について

2017月4月、同社会法人が運営する「ビ・ブライト」(宇都宮市)で入所者の男性(28)が職員2人に足蹴りなどの暴行を受け、腹腔内出血や腰椎骨折など全治6ヶ月の大けがを負うという事件が起きた。それまでにも施設内で虐待行為があったことを知りながら市に虚偽の報告を行ったとして、2018年3月事件当時の理事長であった土屋和夫(59)ら3人が障害者総合支援法違反(虚偽報告)の疑いで書類送検されている。

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