介護施設の送迎車が凍結した道路から転落4人死傷【長野県】

長野県にある通所介護施設「第三宅老所のぞみ」(所在地:長野市信更町氷ノ田3192番地1)の送迎車が利用者を送迎している最中、市道から約15m下の山林へ転落して4名が死傷する事故が発生した。

事故の詳細

12月17日の午前8時55分頃、長野市信更町今泉の市道を走っていた通所介護施設の送迎車が約15メートル下の山林へ転落する事故が発生した。この事故で、乗車していた当該施設の利用者1名が死亡したほか、同乗していた利用者2名と運転していた事業所のパート従業員も重症を負った。

長野南署によると、ワンボックスカーが道路下に転落しているとの通報を受け、現場にかけつけた消防隊員が介護事業所の利用者と運転手あわせて4名を長野市内の病院へ搬送。搬送されたケガ人のうち、長野市信更町田沢の無職・青木月さよ(あおきつきさよ)さん(87歳)が出血性ショックで死亡した。亡くなった青木さんは、送迎車の後部助手席側に乗っていて事故にあった。なお、当時青木さんはシートベルトをしていなかった可能性が出ている。

また、助手席に乗っていた高野金吾さん(93歳)(長野市信更町高野)は右肩の骨を折り重傷。後部座席の運転席側に乗っていた高野なみいさん(96歳)(長野市信更町高野)は腰の骨を折る重傷。運転していた当該施設のパート従業員 田中洋子さん(63歳)も胸部の骨を折る重傷を負った。

事故現場周辺の道路はこの時期凍結することが多く、事故当時も路面が凍結していた。送迎車は市道(幅4メートル)を走行中、ゆるやかな右カーブから左カーブにさしかかった地点でスリップし道路下へ転落したもよう。事故現場周辺は、長野市の中心部から直線距離で17キロメートルほど南西部に入った虚空蔵山の麓にあたる山間部。標高は500メートル前後ありこの時期は路面が凍結することが多い。

取材

当該事業所へ電話取材を行ったところ、以下のような回答が得られた。

「新聞等で報道されている内容に間違いございません。利用者様のお住まいのエリアが山間部にあるため、車での送迎が欠かせない状況です。スタッドレスタイヤ等による防滑対策に万全な体制を整えていますが、このような事故が発生したことは誠に遺憾です。送迎担当のドライバーには、凍結した道路での運転には厳重に注意するように指導しております」

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