上手な医療のかかり方で5つの方策を提言 厚労省・懇談会

上手な医療のかかり方を広めるための懇談会(第5回 12/17)《厚生労働省》

今回のポイント
●厚生労働省の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」は12月17日、「『いのちをまもり、医療をまもる』国民プロジェクト宣言!」と題した5つの提言をまとめた。
○提言は、▽患者・家族の不安を解消する取り組みを最優先で実施▽医療の現場が危機である現状を国民に広く共有▽緊急時の相談電話やサイトを導入・周知・活用▽信頼できる医療情報を見やすくまとめて提供▽チーム医療を徹底し、患者・家族の相談体制を確立-で、医療の恩恵を受ける全ての人の関与を求めている。
○懇談会の構成員は国が5つの方策を速やかに具現化し、全ての関係者の取り組みが前進するように、来年度以降も継続的に進捗をチェックする。

厚生労働省の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」は12月17日、「『いのちをまもり、医療をまもる』国民プロジェクト宣言!」と題した5つの提言をまとめた。日本では医師の労働時間が全職種で最も長く、精神的なストレスや睡眠不足から、勤務医の就労実態に関する調査では、76.9%がヒヤリ・ハット事例の体験があると回答していたことを紹介。「こういう現実を放っておくと、確実に医療の現場は崩壊する」と警鐘を鳴らし、医師と医療従事者のために、国民的プロジェクトとして提言の実行を求めている(p4~p5参照)。

厚労省の「医師の働き方改革に関する検討会」は現在、医師の時間外労働規制に関する議論の真っ最中だが、医師の労働時間短縮には、軽症なのに休日・夜間の救急外来を受診するといった「医療のかかり方」を国民に改めてもらうことが必要不可欠。このため同省は、医療への適切なかかり方の国民への広報や、関係者の取り組みを検討する目的で今年10月に懇談会を設置。この日までに5回の審議を重ねてきた(p2参照)。

懇談会が宣言で求めたのは、▽患者・家族の不安を解消する取り組みを最優先で実施▽医療の現場が危機である現状を国民に広く共有▽緊急時の相談電話やサイトを導入・周知・活用▽信頼できる医療情報を見やすくまとめて提供▽チーム医療を徹底し、患者・家族の相談体制を確立-の5項目の実現。これらに国、自治体、医療提供者、民間企業、市民社会など、医療の恩恵を受ける全ての人の関与を促した(p4参照)。

懇談会の構成員は国が5つの方策を速やかに具現化し、全ての関係者の取り組みが前進するように、来年度以降も継続的に進捗をチェックする(p4参照)。


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