厚労省、「介護現場革新会議」を発足 業務の切り分け・介護助手の活用など推進


《 会議で挨拶する根本厚労相 》

厚生労働省は11日、「介護現場革新会議」を立ち上げて初会合を開いた。

今後の更なる高齢化に耐えられる体制の整備に向けて、業務の効率化や職員の負担軽減を実現する具体策を話し合う。高い専門性が必要な仕事とそうでない仕事を切り分け、介護助手などを有効に活用していくマネジメントを広める手立ても俎上に載せる。年度内に「現場革新プラン」をまとめ、その後の取り組みに反映させていく。

「生産年齢人口が急激に減っていくなか、サービスの質を落とさずに介護ニーズの増大に対応していく必要がある」。会議に出席した根本匠厚労相はそう述べた。

まずは施設で実践できることから議論を進めていくという。委員も特養や老健の団体の関係者らで構成されている。

介護助手の活用は、例えば掃除や整頓、ベッドメイキング、配膳・後片付け、書類の整理などをシニア層らに任せる構想だ。一線を退いた人などが活躍できる場の確保につながる、というメリットも指摘されている。

会議の論点は他にもある。ロボットやICTの導入・普及、夜勤の効率化、職場環境の改善、ボランティアの確保、介護福祉士の養成、負のイメージの払拭などもテーマとなる。厚労省の担当者は会合後、「現場の好事例も収集し、その横展開や自治体の新規事業にもつなげていきたい。今の制度の中で現場を支える方々と協力しながら進められることを中心に検討していく」と話した。

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