介護給付費8700万円を不正受給「指定取消処分」【愛知県】

10月19日、愛知県は、春日井市のNPO法人「いずみクラブ」が運営する就労支援施設「ゆずりは」、就労継続支援施設「夢工房」、介護サービス事業所「やすらぎ」の3事業者に対して、指定取消処分を行ったことを発表した。2013年以降、約8700万円の介護給付費を不正に請求し受給していたことが明らかになった。

不正の詳細

3事業所が不正請求によって受給していた期間は2013年から2018年の8月までの間。愛知県は10月19日、3事業所に対して障害者総合支援法にもとづき指定障害福祉サービス事業所の指定を取り消す行政処分を実施すると発表した。指定取消日は11月30日付。

昨年2月に元利用者から「常勤のサービス提供責任者や職員が在籍していないにもかかわらず、在籍しているように偽って介護給付費を不正に請求し受領している」などの情報提供を受け、愛知県が調査していた。県の聞き取り調査に対して同法人の代表者は、「事業所の職員に業務を任せていたので、違反があったことを知らなかった」と述べている。なお、不正に受領した報酬については全額返還する意向を示しているという。

愛知県は同法人に対して、不正に受給した8,700万円に加算金を上乗せした約1億2,200万円の返還を求めている。

取材

愛知県への取材を行ったところ、以下のような回答が得られた。

「報道にある通り、愛知県は当該事業所への行政処分を実施しました。3つの事業所に対する業者の指定取消処分であり、運営法人自体はそのまま存続しています。3つの事業所のうち、就労移行を支援する施設『ゆずりは』と、就労継続支援B型の就労継続支援施設『夢工房』については11月末まで利用者様が在籍し、12月からは別の事業所が受け皿となってそちらへ移動される予定です。居宅介護や重度訪問介護サービスを提供する『やすらぎ』の利用者様は、すでにほかの事業所が受け皿となって介護サービスを提供しています。」

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