ケアプランAI、サービス提供開始 CDI「新たなケアマネジメントを世に問いたい」


《 CDI 岡本社長 10日 》

介護大手らが共同で出資するスタートアップのシーディーアイは10日、これまで開発を進めてきたケアデザイン人工知能「MAIA」によるサービスをローンチした。全国のケアマネジャーが対象。ケアプランの作成を支援するAIが広く一般に提供されるのはこれが初めて。この日に開幕した国際福祉機器展のプレゼン会場で岡本茂雄社長が発表した。

価格はケアマネ1人あたり月額1万円。複数のケアマネが使う居宅の場合は人数分かかる。必ずしも全員が利用する必要はなく、事業所内で人数を絞った導入も可能。公式サイトの入力フォームから連絡すると、CDIが登録手続きの案内やID・パスワードの発行などを行う。

「MAIA」は自立支援を重視するAI。手元のPCやタブレットからログインして使うクラウドサービスだ。利用者の状態をブラウザで入力すると、その改善につながる可能性のあるプランを3パターン提示してくる。ケアマネはそれをベースとして、他の様々な情報を勘案しサービスを加えたり回数を変えたりしていく。


《 ケアデザイン人工知能「MAIA」の機能 》

シーディーアイが特徴として推すのが将来予測の機能だ。そのプランを採用すると利用者の状態がどう変化していくか − 。これをレーダーチャートなどで示す。最初に提案されたプランと修正後のプランの将来予測を比較し、その結果から実際のアプローチを選んでいく使い方もできる。


《 将来予測のレーダーチャート 》

「主役はあくまでも人」

「我々が目指すのはひとりひとりの“ありたい姿”に着目する未来選択型のケアマネジメントの創造」。シーディーアイはそう強調する。岡本社長はこの日のプレゼンで、「ケアマネジメントの主役はあくまで人。ケアマネは人生の機微も感じ取り本人・家族と目指すべき生活について合意する。AIはそうして設定された目標の効率的な実現をサポートしてくれる」と説明。「ケアマネとAIのパートナーシップによる新たなケアマネジメントを世に問うていきたい」と語った。

シーディーアイは2017年3月設立。セントケア・ホールディングやSOMPOケア、ツクイ、社会福祉法人こうほうえん、伸こう福祉会といった介護事業者11グループに加え、産業革新機構や日揮なども出資している。

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