低栄養傾向の高齢者、80歳以上では男女とも約2割 厚労省

平成29年国民健康・栄養調査結果の概要(9/11)《厚生労働省》

厚生労働省が9月11日に公表した、2017年「国民健康・栄養調査」の結果によると、80歳以上の男女の約2割が低栄養傾向であることが明らかになった。生活習慣病の関係では、糖尿病が強く疑われる者や、血清総コレステロール値が240mg/dL以上の者の割合は男女とも、過去10年間に有意な増減は認められなかったが、収縮期(最高)血圧140mmHg以上の該当者は有意に減少していた。

調査は、国民の身体や栄養摂取量、生活習慣の状況を把握し、総合的な健康増進を図るための基礎資料として、毎年実施している(p2参照)。

高齢者の健康状況をみると、低栄養傾向(BMI:20kg/平方メートル以下)の65歳以上高齢者の割合は16.4%。男女別では男性12.5%、女性19.6%だった。80歳以上は、男性17.3%、女性20.8%と、男女とも約2割が低栄養傾向にあった(p9参照)。

20歳以上の成人を対象にした調査項目で、「肥満者(BMI:25kg/平方メートル以上)」の該当割合は、男性30.7%、女性21.9%だった(p16参照)。生活習慣病の関連項目をみると、「糖尿病が強く疑われる者」の割合は男性18.1%、女性10.5%、「血清総コレステロール値が240mg/dL以上の者」は男性12.4%、女性19.8%となり、いずれも過去10年間において有意な増減はみられない(p18参照)(p20参照)。これに対して「最高血圧が140mmHg以上の者」の割合は男女とも有意に減少し、2017年は男性37.0%、女性27.8%となった。最高血圧の平均値は男性135.2mmHg、女性128.9mmHgで、男女ともこの10年間で有意に低下している(p19参照)。

喫煙習慣がある者の割合は17.7%で、このうち28.9%はたばこをやめたいと思っている。とくに30~40歳代男性の喫煙率が高く、この世代では約4割が習慣的に喫煙している(p28~p29参照)。過去1カ月間に受動喫煙を経験した非喫煙者にその場所を聞いたところ、最も多かったのは、「飲食店」の42.4%。次いで多かったのは「遊技場」(37.3%)、「路上」(31.7%)、「職場」(30.1%)で、いずれも3割を超えた(p30参照)。

「生活習慣病のリスクを高める量の飲酒をしている者」の割合は、男性14.7%、女性8.6%。2010年からの推移をみると、男性に大きな変化はないが、女性は有意に増加していた(p27参照)。


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