窃盗容疑!村議が在宅介護利用者の通帳から引出し【福岡県赤村】

7月23日、福岡県赤村の村議会議員、原隆康容疑者(56)が窃盗の容疑で逮捕された。他人の貯金通帳から無断で現金を引き出したと見られている。原容疑者は在宅介護支援会社の代表も務める。

福岡県警によると、自身が代表を務める在宅介護支援会社の利用者女性(89)の通帳を不正に入手し、現金自動受払機(ATM)から9回にわたり合計41万円を引き出した。原容疑者は「会社が経営難で赤字が続いており、金に困ってやってしまった」と容疑について認める供述をしているという。

原容疑者は、以前被害女性と一緒に現金自動受払機(ATM)で現金を引き出したことがあり、その際に暗証番号を知り犯行におよんだとみている。担当するケアマネージャーが被害女性の貯金残高が減っていることに気づき、福岡県警に相談していた。福岡県赤村によると、原容疑者は2013年6月に赤村村議会議員選挙に立候補して当選、現在は2期目を務めている。

高齢者が被害にあう窃盗事件が多発

高齢者が被害にあう窃盗事件が全国的に多発しており、管理する立場の責任者による犯罪も少なくない。佐賀県では成年後見人を委託されていた社会福祉士が、担当する5名の預金からあわせて約2,700万円を引き出して着服する事件が起きた。このほかにも、介護職員が利用者の自宅から現金を窃盗する事件(京都)や、副施設長が入所者の口座から施設の口座へ現金を振り替えて482万円を着服した事件(宮城県)、老人ホームの施設長がマツタケや牛肉などを着服する事件(愛知県)、有料老人ホームで預かり金を着服する事件(埼玉県)などが発生している。

特に認知症が疑われる高齢者の場合は、職員に金品をあげると言って渡すケースもあるため、犯罪を立証できないことが多い。利用者が窃盗のトラブルや事件に巻き込まれないためには、自宅に現金や貴重品、通帳、実印を置かないとった対策を家族が講じる必要があるだろう。

赤村への電話取材

本件に関して、赤村役場へ電話取材を行った。担当者からは「当村の村議会議員が逮捕されたという報道は事実である」としながら、以下のような回答が得られた。

「廃業届が提出され、本日8月1日付けで受理しました。廃業にともない、当該事業所の利用者様には他の介護事業所(田川市・田川郡・みやこ町エリアで介護サービスを提供している事業所)への移転を手配して、これまで通り介護サービスが受けられるように調整しています」

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