更新研修を受けていない… ケアマネへの処分を見直し 一律の資格取消を撤廃

いわゆる「第8次分権一括法」が27日に施行された。介護保険制度の見直しも含まれている。今回はケアマネジャーのライセンスに関することだ。厚生労働省が「介護保険最新情報」のVol.659で周知している。

介護保険最新情報Vol.659 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律について

ケアマネとしての登録は済ませているものの、介護支援専門員証の交付は受けていない―。期限が過ぎたのに更新研修を修了していない―。

こうした人がケアマネの業務を実施してしまった場合の取り扱いが変わる。従来は登録を直ちに取り消さなければいけない決まりだったが、政府が緩和を決断。介護支援専門員証の交付申請を速やかに行ったり、更新研修をすぐに受講したりするよう本人に指示できるルールへ改めた。登録業務を担う都道府県に一定の裁量権を与えた形だ。迅速に指示に従う気がないなどの悪質なケースでは、引き続き登録の消除が可能となっている。

都道府県からの要望が見直しにつながった。「更新の手続きを忘れてしまっただけの人でも酌量の余地がない」「過失の程度に対して処分が著しく重い」。そんな声が出ていた。「利用者や家族と信頼関係を築いている人もいる。事情を勘案せず一律に登録を取り消すのはよくない」という指摘もあった。

厚労省は今回、必要な手続きをしないまま業務を続けることのないように気をつけて欲しいと改めて要請。都道府県にも案内を徹底するよう呼びかけた。

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