在宅高齢者の低栄養を防ぐ!地域で取り組む栄養管理【PR】

「アップルハート」で知られる麻生介護サービスは、福岡を拠点に小児から高齢者まで幅広い介護・医療サービスを展開しています。同社の統括マネジャーでありケアマネジャーでもある河野早百合さんに、在宅高齢者の低栄養を防ぐポイント、地域医療連携のなかでの栄養管理について話を聞きました。
撮影/田子芙蓉






<取材>
麻生介護サービス株式会社
営業本部 統括マネジャー ケアマネジャー
河野 早百合(かわの さゆり)さん

地域医療を支える、ケアマネジャーに求められること

麻生介護サービスは、福岡県内に49拠点89の事業所を抱えています。居宅介護支援事業、訪問看護事業、通所介護事業などあらゆる事業を展開し、急性期病院から療養型病院、診療所などさまざまな医療機関と連携して地域医療を支えています。

統括マネジャーの河野早百合さんは、同社に在籍するおよそ60人のケアマネジャーの教育と指導を通して、居宅介護支援事業所が適切に機能するように活動しています。

訪問看護師、管理栄養士、ホームヘルパーなどがチームとして活動する地域医療において、ケアマネジャーは要となる役割を担う存在です。「利用者さんから求められたサービスを単に調整するだけであれば、ケアマネジャーは必要ありません」と河野さんは言います。

利用者さん自身は、「身体のなかはどこも悪くない、ちょっと膝が悪いのでヘルパーさんに来てもらい掃除をしてほしい」と要望していても、その背景には高血圧や糖尿病など慢性疾患から来る不調が隠れている場合があります。基礎的な疾患情報をきちんと把握し、食事、睡眠、排泄などの確認もおこなった上で、何か変化があれば本人が直接求めてこなくても、受診時に主治医に報告し、サービスのなかに医療を組み込む必要もあります。

急激な変化であれば誰もが気がつき医療に結びつけることができます。しかし徐々に悪化したり衰弱しているケースでは、症状が隠れている場合も少なくありません。体調の悪化の見極めには、原因がどこにあるかを推察し、適切に主治医に相談できるように、ケアマネジャーも日頃から勉強しなければなりません。

利用者さんの小さな変化を見逃さず、隠れたニーズに気づくことがケアマネジャーの大切な役割の1つです。このことが高齢者の日常生活動作(ADL)の低下を防ぎ、在宅で長く生活していけることにもつながります。そして、そのもっとも基本的な目安になるのが利用者さんの体重です。

在宅生活を長く続けるために、栄養摂取の上手な進め方

高齢者のなかには食が細くなったり、食事への関心が薄れてしまい、朝昼兼用で1日2食になったり、なかには夜1食だけになってしまったりする方もいます。また、ヘルパーさんが食事を提供しても、次に訪れたときまるごとお皿に残っていたり、一見きちんと食べたように見えても、ごみ箱に捨てられてしまっていることが実際にあります。

食事が摂れず低栄養が続くと、褥瘡ができやすくなり、回復も難しくなります。すると、在宅生活を続けること自体が難しくなるため、食事の状況や体重の変化を常に確認することが重要です。

このように食が細くなっている利用者さんに対しては、補助食品を上手く活用することも必要となります。カロリーメイト ゼリーは、補助食品として「勧めやすい」と河野さんは言います。

単にエネルギーが摂れるだけでなく、タンパク質からビタミン、ミネラルまで1つのパックにさまざまな栄養素が含まれているのに、のどごしが良くさっぱりしているため、食欲がなくても食べやすい味です。1袋(215g)200kcalあり、普通食が食べられない時でも、食事にプラスして補食として活用すれば、高齢者に必要な栄養量に近づけることができます。

また、栄養がバランスよく摂れることももちろん大切ですが、やはり口に合わなければ続けてもらうことはできません。おいしく食べられることはとても重要です。

「アップル味も自然な甘みで食べやすいですが、私はライム&グレープフルーツ味が特にさっぱりとしていて、夏場で食が進まないときなどに食べやすいと感じます。水分補給にも良いですよね」と河野さんは話します。

増える在宅ターミナル期での支援、食の役割とは

最近、増えているものにがんのターミナル期の在宅療養があります。積極的な治療の時期を終え、最後の残された日々を自宅で過ごす選択をした利用者さんへの療養支援です。衰弱が進み、アイスクリームひと口、氷ひとかけらといったものしか摂れなくなっていく利用者さんに対し、ケアマネジャーにはできることが少なくなっていくと河野さんは言います。

身体の痛みを取る、呼吸を楽にするなどは主治医や訪問看護師の仕事となり、この時期のケアマネジャーには、家族の心の揺れ動きを受け止め、フォローしていくことが役割の1つとなります。そんな中、食事が摂れなくなっていく利用者さんが、「何かを食べられる」ことは家族にとっての喜びにもなると感じています。

カロリーメイト ゼリーは、ストロー付きのパウチ容器入りのため、寝たままでも飲みやすく、吸う力が弱まっている利用者さんにも食べやすい形状です。また、容器から出してスプーンで食べる場合にも、見た目がすりおろしりんごのようでさわやかです。

「人間は体力が落ちているときには、フルーツ系の味がのどを通りやすいように思うのです。たぶん昔から食べ慣れているアップルやグレープフルーツなどの味が、受け入れやすいのでしょうね」(河野さん)

少しでも食べやすく、栄養になるものを紹介することで、家族の心の痛みを緩和することにもつながっていくのだと考えているのです。

多くの引き出しをもって、多職種をつなげたい

河野さんは、統括マネジャーとして仕事をする傍ら、現在も担当先を持って現場のケアマネジャーとしても活動しています。

ケアマネジャーとして利用者さんの担当を開始するとき、病院から退院してきた方だと、その方に関するたくさんの情報を病院から得ることができます。しかし、もともと在宅で過ごしてきた方では、少ない情報のなか手探りでのスタートになります。

例えば、食事にケアが必要な方では、食事の量、カロリー、食材、食感など何に注意が必要か把握することから始めなければなりませんが、ホームヘルパーや訪問看護師などケアにかかわるスタッフが、ご家族や利用者さんに何度も同じことを聞くと嫌がられてしまいます。そこでケアマネジャーが利用者さんの状態をいち早く十分に観察し、多くの引き出しをもって情報を共有し、より良い多職種連携につなげることが非常に大切だと考えています。

「隠れたニーズを見つけ出し、自ら提案したことが軌道に乗り、利用者さんの状態が改善したときに喜びややりがいを感じます」と河野さんは言います。

長く携わって来たケアマネジャーの仕事が好きで、今も現場に立ち続けている河野さん。ケアマネジャーを統括する立場になった今でも、多くのケアマネジャーに経験やスキル、そして、喜びややりがいを共有しながら日々活動しています。

【コラム】
院内外、同じ目線で連携できる栄養管理をめざして



<取材>
福岡大学病院 栄養部 主任栄養士 管理栄養士
野田 雅子(のだ まさこ)さん

麻生介護サービスと地域連携している福岡大学病院では、入院前から退院後に至る患者さんの栄養状態の維持・向上に向けて、病棟担当栄養士や多職種による栄養サポートチーム(NST)が栄養管理をおこなっています。特に地域に向けては、退院のめどがついた患者さんには、必要であれば院内の多職種と地域のケアマネジャー、訪問看護師、ホームヘルパーなどが集まり、合同カンファレンスを行い、栄養管理の継続をはかっています。

「院内では集中的な栄養管理ができますが、大切なのは自宅でも無理なく継続できるように指導すること」と言うのは同院・主任管理栄養士の野田雅子さんです。そのためには患者さん本人だけでなく、家族に対しても再現できる食事の作り方、摂り方を指導することが重要になります。また、1人暮らしの場合には、ケアマネジャーや訪問看護師、ホームヘルパーに栄養管理を依頼することもあります。その際には、栄養組成と味のバランスが良いことから、院内でも食事にプラスして提供しているカロリーメイト ゼリーは、勧めやすい製品の1つだといいます。認知度が高く、退院後にコンビニエンスストアやドラッグストアなど普段の生活のなかで購入しやすいこともポイントです。

「同じゼリー製品でも、糖質だけ、ビタミンだけのようなもっと価格の安いものがありますが、退院後にそういったものに流されてしまわないように勧める理由を伝え、納得していただくことが重要だと思っています。カロリーメイト ゼリーを紹介するときは、エネルギー、タンパク質に加え、ビタミン、ミネラルも適度に摂れる製品であることをきちんと説明しています。必要な理由がわかると、患者さんも意識や行動が変わります」と野田さん。

地域のスタッフに向けて提供する情報が十分か、求められている情報であるのかを常に注意しつつ、患者さんに対し入院中と同じ目線で、地域と連携し合えることをめざして今日も活動に取り組んでいます。


カロリーメイトゼリー

すっきりおいしいゼリータイプの「バランス栄養食」。

10種類のビタミン※1をはじめ、4種類のミネラル※2、タンパク質、脂質、糖質が手軽に摂れます。ビタミンは1日に必要な量の約半分※3を含み、BCAA(分岐鎖アミノ酸)が豊富なホエイタンパクを使用。タンパク質は1袋(215g)に8.2g。のどごしがやさしい食感です。

※1:ビタミンA・B1・B2・B6・B12・D・E、ナイアシン、パントテン酸、葉酸
※2:カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、リン
※3:1日に必要な量は「栄養素等表示基準値」をもとにしています。

 

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