大阪・訪問介護事業所が不正受給で指定取消し 再三の指導にも従わず

大阪府茨木市福祉指導監査課は、介護保険法にもとづき、平成30年5月31日付で株式会社Altruistic(読み:アルトルーイスティック、代表取締役:仙石隼人、大阪市阿倍野区橋本町3番30号)および同社の運営する下記事業所に行政処分を実施した。

処分対象となる事業所

1.訪問介護 愛とよかわ
所在地:茨木市豊川二丁目23番10号
事業所のサービス区分:
・介護保険事業者としての訪問介護、総合事業
・指定障害福祉サービス事業者としての居宅介護、重度訪問介護

2.訪問介護 愛いばらき
所在地:茨木市沢良宜浜一丁目15番28号
事業所のサービス区分:
・介護保険事業者としての訪問介護、総合事業
・指定障害福祉サービス事業者としての居宅介護、重度訪問介護

行政処分は介護保険事業者としての「訪問介護」「総合事業(訪問介護相当サービス)」、指定障害福祉サービス事業者としての「居宅介護、重度訪問介護」の業者指定取消し。指定取消は平成30年6月30日となる。

行政処分の理由

訪問介護事業所「愛とよかわ」は平成29年6月1日から訪問介護計画およびサービス提供記録を作成しておらず、サービス提供実態が確認できないにもかかわらず介護給付費を請求し、少なくとも約1千万円以上を不正に受給していた。

また、同「愛いばらき」も、平成28年11月1日の指定を受けた日から平成29年11月までの期間、訪問介護計画およびサービス提供記録を作成しておらず、介護サービスを提供したという実態が確認できないまま、介護給付費を不正に請求して受領していた。「愛いばらき」の不正請求による受領額は400万円にのぼると見られている。

以上の違反により、訪問介護の指定取り消し及び事業者が一体的に運営していた両事業所の指定障害福祉サービス事業者としての「居宅介護」と「重度訪問介護」の指定取消しも実施する。なお経済上措置として不正受給した給付費を返還額の40%を加算した額で返還させる。正確な返還額については現在計算中とのこと。

行政処分に至るまでの経過

茨木市では当該事業所の行政処分に至るまで、実地指導や監査をたびたび実施している。「愛とよかわ」の第1回目の実施指導は平成29年10月19日に実施し、書類不備を確認している。また、同年12月13日から平成30年3月30日までの期間において、同事業所へ合計7回の監査を行っている。

「愛いばらき」に関しても平成29年12月18日から実地指導を行っており、その際に書類の不備を確認した。同事業所へは平成29年12月18日から平成30年3月30日までの期間において、合計5回の監査を実施している。再三の指導にもかかわらず改善する兆しが見えなかったため、やむを得ず行政処分という最終判断に至った。

再三にわたる実地指導と監査、および聴聞を経て平成30年5月31日に「指定取消し」の処分を通知した。業者指定の取消しは平成30年6月30日付となる。

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