【ケアプランAI】茨城でも試行事業 都道府県レベルで初 看護職とも連携


《 県ケアマネ協会総会 2日 》

茨城県は今年8月から、ケアプランの作成を支援する人工知能(AI)を現場で実際に使ってもらう試行事業をスタートさせる。先行して愛知県豊橋市が実証を行ってきたが、都道府県レベルの取り組みは全国初。委託を受けて実施主体を担う茨城県ケアマネジャー協会が2日、水戸市で開催した今年度の総会で前向きな参加を呼びかけた。

セントケア・ホールディングや産業革新機構などが出資するシーディーアイ(東京・中央)が開発している「MAIA(マイア)」を使う。利用者の状態をブラウザで入力すると、サービスの種類や頻度、組み合わせを最大で3通り提案するAIだ。そのプランを採用すると1年後に身体機能がどう変化しているか、という将来予測のレーダーチャートを示す機能もある。

ケアマネ × AI × 看護

茨城県は試行事業を通じて、自立支援・重度化防止の観点から有効なサービスの展開やケアマネジメントの質の向上を目指す。対象は県内にある居宅介護支援事業所。自ら作ったプランとAIによるプランを比べたうえで、より良いプランの内容についてそれぞれ検討してもらう。利用者・家族、サービス担当者などとの話し合いの際に、AIの将来予測を用いて適切な選択を支援してもらう。県ケアマネ協会は参加者へのアンケートやヒアリングなどを実施し、成果や課題を抽出・整理していく。シーディーアイは「MAIA」にとって良い教育機会になると期待している。

ケアマネが専門的なアドバイスを受けられるよう、認定看護師などに同行してもらう取り組みもあわせて行う。在宅での医療ニーズがさらに高まる今後を見据えた企画だ。ケアマネ × AI × 看護。この組み合わせで対応力をさらに上げるノウハウを模索していく。

県ケアマネ協会は7月にも参加する事業所を決める。実際にどれくらいのケアマネがAIを利用するかは、今後の申し込みの動向もみつつ判断するという。認定看護師などと連携する取り組みは9事業所のみ。県内に9つある保健医療圏域ごとに1ヵ所ずつ選ぶ計画だ。成果報告は来年2月の予定。

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