2017年の職場での熱中症死傷者は544人、前年より増加 厚労省

平成29年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確報)を公表します(5/31)《厚生労働省》

厚生労働省が5月31日に公表した、2017年の「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確報)によると、2017年の職場での熱中症の死傷者は544人(前年比82人増)、そのうち死亡者は14人(2人増)であることがわかった。

業種別の死亡者は建設業で8人と最も多く、次いで警備業と農業で2人、清掃・と蓄業などで1人だった(p2参照)。

過去10年の推移をみると、熱中症による死傷者は、猛暑だった2010年が656人で最多。以降、毎年400~500人台で高止まりの状態が続いている。月別の死傷者数(過去5年間の集計)は、全体の約9割が7月と8月に集中。時間帯別では、11時台と14~16時台に死傷災害が多く発生している(p1参照)(p3~p4参照)。

熱中症で死亡した14人の状況をみると、▽WBGT値(環境省が予測値・実況値を公表している暑さ指数)の測定を行っていない:13人▽計画的な熱への順化期間(作業時間を徐々に長くするなど熱に慣れて環境に適応する期間)が設定されていない:13人▽事業者が水分・塩分の準備をしていない:4人▽健康診断を行っていない:5人-など、基本的な対策が取られていなかったことがわかる(p5~p8参照)。

厚労省では、9月30日まで「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」として、労働災害防止団体などとの連携や特設サイトの開設などの取り組みを進めるほか、WBGT値による作業管理などを中心とした「職場での熱中症予防に関する講習会」を全国7カ所で実施する(p10~p16参照)。


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