神戸市ヘルパー事業所が虚偽のサービス提供記録作成などで指定取り消し

神戸市保健福祉局高齢福祉部介護指導課は、条例違反行為があったとして、ヘルパー事業所「ケアリーフ」と運営法人「株式会社ケアリーフ」、代表取締役・柳本誉氏に対してヘルパー事業所の指定を取消す行政処分を行った。

処分内容は指定取消し処分(居宅介護,重度訪問介護,同行援護)および認定取消し(移動支援)。処分年月日は4月5日付で、処分効力発生年月日は平成30年5月1日となる。

行政処分にあたって、平成29年1月26日に障害者総合支援法等にもとづく監査を実施している。また、平成29年2月~平成30年1月には不正事実を確認するための書類精査を行った。平成30年3月23日には行政手続法にもとづいた聴聞を実施している。

行政処分の理由

1)法人代表柳本誉氏の妻と母親がヘルパーとして勤務していないにもかかわらず、ヘルパーとしてサービスの提供を行ったとする虚偽のサービス提供実績記録票を法人代表自らが作成した。この虚偽のサービス提供実績記録票にもとづいて、介護給付費などを不正に請求し受領した。

虚偽のサービス提供実績記録票にもとづく不正請求は、平成27年4月から平成29年5月までの間に計31件にのぼる。また、虚偽のサービス提供実績記録票に基づく移動支援費の不正請求は、平成27年4月から平成29年6月までの間に計389件行われている。

2)当該ヘルパー事業所の職員が日曜日に出勤していないにもかかわらず、ヘルパーサービスを提供したとする虚偽のサービス提供実績記録票を作成して、サービス提供実績記録票にもとづいて介護給付費などを不正請求して受領した。

虚偽のサービス提供実績記録票にもとづいた介護給付費(居宅介護)請求は、平成25年4月から平成29年12月までの間に計914件。虚偽のサービス提供実績記録票に基づく移動支援費請求は、平成25年4月から平成29年12月までの間の計1,664件にのぼる。

3)特別な事情がある場合を除き、20時以降に終了したサービスの提供がなかったにもかかわらず、20時以降に終了したとする虚偽のサービス提供実績記録票を作成。サービス提供実績記録票にもとづいて介護給付費などを不正に請求し受領した。

虚偽のサービス提供実績記録票にもとづいた介護給付費(居宅介護)請求は、平成24年4月から平成29年12月までの間に計3,708件。虚偽のサービス提供実績記録票にもとづく移動支援費請求は、平成24年4月から平成29年12月までの間に計325件行われた。

4)当該ヘルパー事業所において、居宅介護事業と重度訪問介護事業および同行援護事業が一体的に運営されており、上記のとおり居宅介護事業において障害者総合支援法違反(不正請求)が行われた。

事業者に対する経済上の措置

神戸市保健福祉局高齢福祉部介護指導課は、居宅介護業務で不正に請求して受領した介護給付費(約2,910万円)を返還させる。また、障害者総合支援法第8条第2項の規定で定められている「返還額に100分の40を乗じて得た加算額(約1,170万円)」を加え、合計約4,080万円を徴収する予定である。

移動支援業務において、虚偽のサービス提供実績記録票にもとづいて不正請求して受領した移動支援費(約1,150万円)を返還させる予定。

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