介護老人保健施設で96歳の女性に熱湯をかけて大やけど 職員の男を傷害の疑いで逮捕【和歌山県橋本市】

2018年1月、和歌山県橋本市の介護老人保健施設「グリーンガーデン橋本」に入所する96歳の女性に熱湯をかけて大やけどを負わせたとして、傷害の疑いで和歌山県警に当介護老人施設の職員・梶部雄太容疑者(24歳)が逮捕された。この事件で「グリーンガーデン橋本」を運営する医療法人敬英会の光山誠理事長が、3月6日に記者会見を行って謝罪した。

事件の詳細

2018年1月9日、和歌山県橋本市の介護老人保健施設「グリーンガーデン橋本」で、入所する96歳の女性が肩から顔にかけて大やけどを負っているのを当介護老人保健施設の職員が発見した。1月29日に施設を運営する医療法人敬英会の光山誠理事長から和歌山県警へ届け出があったとのこと。和歌山県警は事件当日に介護を担当していた梶部容疑者へ聞き取り調査を行った結果、犯行を認めたという。

和歌山県警は、犯行を認めた梶部雄太容疑者を96歳の女性入所者に大やけどを負わせた傷害の罪で3月5日に逮捕。これとともに、他に同様の事案が発生していないか慎重に捜査を行っている。和歌山県警の調べに対し、逮捕された梶部容疑者は犯行に及んだ経緯について以下のように供述。犯行を認めている。

「96歳の女性入所者が、真夜中に大声を出して困っていた。静かにするように注意したけれど聞き入れてもらえなかったので、腹が立ってポットに沸かしている湯をかけた。」

梶部容疑者の逮捕を受けて、3月6日、医療法人敬英会の光山誠理事長は記者会見を実施。「入所者のみなさまやご家族にみなさま、関係するみなさまに多大なるご迷惑とご心配をおかけし、心からおわび申し上げます」と謝罪した。

光山誠理事長によると、梶部容疑者は2011年4月に介護老人保健施設「グリーンガーデン橋本」に就職。2016年12月に一旦退職したものの、2017年の3月にまた戻ってきたという。上司の指示に素直に従い、これまで入所者とのトラブルや問題を起こしたことはなかった。勤務態度もまじめで、無断欠勤などもなかったとのこと。

1月9日に問題が発覚した後、同施設が梶部雄太容疑者に対して行った聞き取りでは「何もしていないし、まったく心当たりがない」と話していたという。光山誠理事長は「勤務態度も良く、信用していたが、こういう結果になり大変残念。今後は職員教育を徹底し、再発防止に努めていきます」と述べた。

なお、介護老人保健施設「グリーンガーデン橋本」によると、事件当日は3つのフロアに100人ほどの高齢入所者がいた。夜間は梶部容疑者を含めて4人の介護職員と看護師1人が勤務し、入所者からの呼び出しの対応や1時間おきの見回りを行っていたという。また同日、梶部容疑者は被害にあった女性を含めて約30人が入所する2階のフロアを1人で担当していた。被害にあった女性には重度の認知症があり、真夜中に大声を出して困るという入居者からの苦情が相次いでいたという。

今後の和歌山県の対応

和歌山県は3月7日以降に介護老人保健施設「グリーンガーデン橋本」への立ち入り調査を行い、再発防止を指導していくとしている。和歌山県長寿福祉課へ電話取材を行ったところ、以下のような回答を得られた。

「これから調査を行っていく段階なので、介護老人保健施設・グリーンガーデン橋本や運営会社への処分などは決まっていない。入居者やそのご家族にご心配をおかけないよう、指導を徹底していく」

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