チームマネジメントを充実 地域共生社会も 介護福祉士の新カリキュラム公表―社保審・人材確保専門委

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《 社保審・人材確保専門委 15日 》
介護福祉士の養成課程の見直しに向けた協議を進めてきた厚生労働省が、15日に開催した社会保障審議会の専門委員会で新たなカリキュラムを公表した。この春に指針を改正し、養成校や「実務者研修」での教育に反映させていく。来年度を周知期間とし、2019年度から導入する方針だ。

介護職のグループの中で中核的な役割を担い現場を引っ張っていく素養が身に付くようにする――。重要な狙いの1つだ。組織の運営管理や人材の育成・活用、リーダーシップ・フォロワーシップなど、チームマネジメントに関する内容を大幅に充実させる。利用者も含めた全ての関係者が主体的に支え合う「地域共生社会」の理念も学んでもらう。ニーズの複雑化・多様化・高度化に対応していくため、観察力や判断力、思考力、コミュニケーション力などを養う授業も多くした。ただし、選択科目の調整などによってトータルの時間は増えないように求めていく。

介護福祉士の養成カリキュラムは、「人間と社会」「介護」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」で構成されている。指針では各領域の目的や狙いを示しているが、今回はそれを改めて体系的に整理・再編。その科目の趣旨が学校や教員などに伝わるよう、実際にどんなことを教えるべきかを指導する「留意点」も新たに書き加えた。

新カリキュラムでは認知症ケアの実践力の向上も打ち出した。原因となる疾患や段階に応じた心身の変化、心理症状などについての理解が深まり、実際に生活支援を行ううえで役立つように拡充する。このほか、ケースカンファレンスなどを通じて多職種との連携・協働を体験的に学ぶ機会も増やすことにした。

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