居宅介護サービス費の不正請求による行政処分(指定取消し)【北九州市】

法人名「株式会社若生会」(代表取締役 殿畑雅弘、北九州市八幡西区三ヶ森一丁目4番20号)が運営するヘルパーステーション若生会と訪問看護ステーション若生会に対して、介護保険法第76条等に基づく立ち入り監査を実施。その結果、居宅介護サービス費の不正請求が判明したため、行政処分(指定取消し)を実施した。業者指定取消日は2018年1月26日。

行政処分の詳細・経緯

行政処分の対象となる不正行為は以下の訪問介護と訪問看護の項目

【訪問介護】

  1. 介護保険法第77条第1項第6号に該当する居宅介護サービス費の不正請求を行った。
  2. 指定居宅サービス事業者(指定介護予防サービス事業者)へ帳簿や書類の提出・提示を指示したところ、虚偽の報告が行われた。(介護保険法第77条第1項第7号及び法第115条の9第1項第6号に該当)
  3. 指定居宅サービス事業者(指定介護予防サービス事業者)が虚偽の答弁を行った。(介護保険法第77条第1項第8号及び法第115条の9第1項第7号に該当)
  4. 指定介護予防サービス事業者と連携してサービス提供を行う指定居宅サービス事業者「ヘルパーステーション若生会」と「訪問看護ステーション若生会」において、上記の不正行為が行われた。(介護保険法第115条の9第1項第9号)

【訪問看護】

  1. 居宅サービス費の不正請求が行われた。(介護保険法第77条第1項第6号に該当)
  2. 指定居宅サービス事業者(指定介護予防サービス事業者)に帳簿や書類の提出や提示を求めたが嘘の報告をした。(介護保険法第77条第1項第7号及び法第115条の9第1項第6号に該当)
  3. 指定居宅サービス事業者(指定介護予防サービス事業者)や事業所の職員が嘘の答弁を行った。(介護保険法第77条第1項第8号及び法第115条の9第1項第7号に該当)
  4. 指定居宅サービス事業者(指定介護予防サービス事業者)の指定が不正に行われた。(介護保険法第77条第1項第9号及び法第115条の9第1項第8号に該当)
  5. 指定介護予防サービス事業者と一体的にサービスを提供している指定居宅サービス事業者「ヘルパーステーション若生会」と「訪問看護ステーション若生会」において、上記の不正行為が行われた。(介護保険法第115条の9第1項第9号)

【行政処分に至る経緯】

2017年10月から12月にかけて、北九州市保健福祉局地域福祉部介護保険課による実地指導を1回実施、監査を4回実施したところ、居宅介護サービス費の不正請求などが判明した。

2018年1月11日に株式会社若生会と同法人が運営するヘルパーステーション若生会・訪問看護ステーション若生会に対する聴聞を開催。行政処分を行う場合の弁明の機会を付与した。数々の不正行為が明らかになっているにもかかわらず、聴聞で虚偽の報告があった。2018年1月26日行政処分(指定取消日)を実施した。

指定取消にともなう不正請求額の返還を請求(加算金40%を含む)

北九州市は株式会社若生会に対して約379万円(不正請求額 約271万円、加算金 約108万円)の返還を求めている。

利用者に対する配慮

現在、ヘルパーステーション若生会と訪問看護ステーション若生会の介護サービスを受けている利用者が引き続き適切なサービスが受けられるよう、事業者に対して他の事業所への円滑な移行を行うように指導するとともに、行政側としても援助体制を整えている。具体的には、北九州市保健福祉局地域福祉部介護保険課内に利用者の相談窓口を設けて対応。また、事業者に対しては、必要に応じて介護保険や地域包括支援センターに相談するように指導している。

■北九州市「介護サービス事業所に対する行政処分(指定取消し)について[平成29年度(平成30年1月)]」 http://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/16800297.html

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