一般市民による心肺蘇生の実施は56.1% 消防庁

平成29年版 救急・救助の現況(12/19)《総務省消防庁》

2016年の1年間に一般市民が目撃した心原性心肺機能停止傷病者数は2万5,569人で、そのうち一般市民が心肺蘇生を実施したのは1万4,354人(56.1%)だったことが、総務省消防庁が12月19日に公表した「平成29年(2017年)版 救急・救助の現況」で明らかになった。

一般市民が除細動を実施した傷病者は1,204人。このうち、1カ月後生存者は642人(53.3%)、社会復帰者は547人(45.4%)で、心肺蘇生を実施しなかった傷病者(1カ月後生存者9.3%、1カ月後社会復帰者4.9%)と比べて生存率、社会復帰率ともに大幅に改善した(p8参照)。

2016年の救急自動車による救急出動件数は、前年比15万5,149件増(2.6%増)の620万9,964件、搬送人員数は前年比14万2,848人増(2.6%増)の562万1,218人で、ともに過去最多となった(p1参照)(p2参照)。

搬送原因別の救急自動車の出動件数と搬送人員数はともに急病が最多で(出動件数:397万5,380件・構成比64.0%、搬送人員数: 360万7,942人・64.2%)、次いで一般負傷(出動件数:92万6,356件・14.9%、搬送人員数:84万7,871人・15.1%)が多い。過去20年の推移をみると、どちらも急病と一般負傷が増加していた(p3~p4参照)。

年齢区分別の搬送人員数では高齢者(321万6,821人・57.2%)が最も多く、その割合は年々増加傾向にある(p5参照)。傷病程度別で最も多いのは軽症(外来診療)で276万9,201人(49.3%)。過去20年間の軽症者の占める割合は約5割で横ばいだった(p6参照)。

通報から救急自動車が現場に到着するまでに要した時間は全国平均8.5分、通報から病院に収容するまでに要した時間は全国平均39.3分で、どちらも延伸傾向がみられた(p1参照)(p7参照)。今回、公表されたデータは、「平成29年版 消防白書」にも掲載されている。



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