【入所者から横領】川崎市「ウィズバル」管理者を解雇

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神奈川県や東京都内で障害者施設などを運営展開する社会福祉法人同愛会(高山和彦理事長、横浜市保土ケ谷区上菅田町金草沢1749 )が川崎市内にある共同生活援助事業所「ウィズバル」(同市高津区野川1243-5)内にあるグループホームで管理者を務めていた男性職員が今年9月ごろまでの約1年半にわたり、知的障がいの入所者14人から預金の一部985万円余を口座から勝手に引き出して横領していたことが11月21日わかった。川崎市障害保健福祉部障害計画課によると、元管理者の男性はすでに解雇され、同法人は業務上横領の疑いで県警に告発している。

同愛会の報告に基づいて市がまとめた資料などによると、この元男性管理者は共同生活援助事業所「ウィズバル」内にある「めりあ」などグループホーム3棟に入所する障がい者18人から預かっていた預金通帳のうち、14人分の預金の一部を無断で引き出すなどの手口で現金計985万5,382円を横領していたとされる。

今回の不正発覚のキッカケはグループホーム職員からの内部告発メールにあった。この情報をもとに同愛会法人本部が元男性管理者に聞き取り調査したところ、横領の事実を認めたという。

すぐに同愛会が横領された金額を肩代わりし、被害者側に弁済。この男性は9月19日付で懲戒解雇され、その後、横領した金額は本人が全額返済したとされる。

川崎市市障害計画課は11月10日から同愛会の川崎事業本部に監査に入り、経理書類や通帳取り扱いの調査などを実施中。市では、近く行政処分を検討している。

以下、同法人HP上に掲載された「利用者預り金横領事件についての報告とお詫び」の内容は次のとおり。

わたし達が運営する、川崎市内の共同生活援助事業所(知的障害のある人たちのグループホーム)にて、仲間から預かっている大切なお金を勝手に遣ってしまいました。

残念ながら遣ってしまったのは当時の事業所の職員です。

仲間の信頼を裏切り、心を傷つけてしまったことが最大の問題で、法人の理念である「人生(存在)への支援・援助」が浸透していなかったことが原因です。今後、法人を挙げて、再発防止と信頼の回復に取り組んでいく所存です。

わたし達は仲間の幸せを願う立場の人間です。30数年間に渡って地域での暮らしを応援してきました。その立場であるにも関わらず、この事件で仲間、家族の皆様、市民の皆様、関係機関の皆様に不安を与え、信頼を裏切ったことを深くお詫びいたします。

仲間の皆様、不安なことがあれば職員に何でも相談してください。わたし達は誠実にこたえていきます。今後も一緒に歩んでいきましょう。

誠に勝手なお願いなのは承知していますが、当法人では550名もの仲間が地域で、それぞれの幸せを求めて暮らしています。この550名の仲間を法人としても全力で応援いたします。地域における皆様方には一層の応援、温かい見守りをお願い致します。

■社会福祉法人同愛会「共同生活援助『ウィズバル事業所』利用者預り金横領事件について」
http://www.douaikai.com/kawasaki/20171114PDF.pdf

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