【水増し請求】兵庫・姫路市「実る介護サービス」6カ月停止

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兵庫県姫路市健康福祉局監査指導課は10月23日、介護保険法および障害者総合支援法に違反して不正に介護報酬を請求受給したとして、姫路市内の合同会社「実る」(室井千香子社長、同市西庄乙114-8)が運営する居宅介護事業所「実る介護サービス」に対し、来年4月23日までの6カ月間にわたり同事業所が実施する市の給付事業(居宅介護・重度訪問介護・訪問介護・介護予防訪問介護・第一号訪問事業・姫路市移動支援事業)のすべてを停止させた。

市監査指導課によると、同介護事業所は女性の重度障害者1人に対する介護サービス提供にあたって、実施時間を水増ししたり実際には提供していない内容を実施したように偽ったりして、市から不正に介護給付費を受けたとされる。

市では今後、事業者が不正に受領した介護給付費5万6,916円(30件分)について、40%の加算金(2万2,766円)を加えた7万9,682円を返還させることになる。

なお、すでに同介護サービス事業所は11月11日付で廃止届を出しているという。

以下、今回処分の理由・法的根拠など詳細は次のとおり。

≪障害福祉サービス≫

【重度訪問介護】

1. 不正請求【障害者総合支援法第50条第1項第5号に該当】
指定重度訪問介護事業所「実る介護サービス」において、平成27年4月から平成29年1月までの間、利用者1名に対して、実際にサービスを提供していないにもかかわらず、不正に介護給付費を請求し、これを受領した。

2. 虚偽報告【障害者総合支援法第50条第1項第6号に該当】
指定重度訪問介護事業所「実る介護サービス」において、平成27年4月から平成29年1月までの間、利用者1名に対するサービス提供分について、市の監査において虚偽のサービス提供記録を提出した。

【居宅介護】

1. 法令違反【障害者総合支援法第50条第1項第9号に該当】
指定重度訪問介護事業所「実る介護サービス」において、障害者総合支援法第50条第1項第5号および第6号に該当する違反行為(不正請求・虚偽報告)が行なわれていたため、一体的に運営されている指定居宅介護事業所において違反事由である法令違反に該当した。

≪介護保険サービス≫

【訪問介護】

1. 法令違反【介護保険法第77条第1項第10号に該当】
指定重度訪問介護事業所「実る介護サービス」において、障害者総合支援法第50条第1項第5号および第6号に該当する違反行為(不正請求・虚偽報告)が行なわれていたため、一体的に運営されている指定訪問介護事業所において違反事由である法令違反に該当した。

【介護予防訪問介護】

1. 法令違反【介護保険法第115条の9第1項第9号に該当】
指定重度訪問介護事業所「実る介護サービス」において、障害者総合支援法第50条第1項第5号及び第6号に該当する違反行為(不正請求・虚偽報告)が行なわれていたため、一体的に運営されている指定介護予防訪問介護事業所において違反事由である法令違反に該当した。

【第一号訪問事業】

1. 法令違反【介護保険法第115条の45の9第1項第6号に該当】
指定重度訪問介護事業所「実る介護サービス」において、障害者総合支援法第50条第1項第5号および第6号に該当する違反行為(不正請求・虚偽報告)が行なわれていたため、一体的に運営されている第一号訪問事業を行なう事業所において違反事由である法令違反に該当した。

■姫路市「指定障害福祉サービス事業者および指定介護保険事業者の指定の全部の効力の停止について」
http://www.city.himeji.lg.jp/koho/press/_38379/_40136/_42912.html

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