薬の偽造品に注意 流通防止へ取り引き時の確認を強化 介護現場にも周知

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厚生労働省は今月5日に介護保険最新情報のVol.607を出した。

薬の偽造品の流通を防ぐための改正省令を説明する内容だ。卸売業者や薬局に対し、薬を受け渡す際に製品名や数量、ロット番号、使用期限といった項目を記録するよう指導している。取り引き相手の身分確認の徹底なども求めた。対応に時間のかかる一部を除き、施行は来年の1月末から。厚労省の担当者は、「医療が提供される現場に幅広く周知することとされており、介護施設などの関係者にも把握しておいて欲しい」と話している。

今年1月に高額なC型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品が見つかったことを受けた措置。偽造品は箱から取り出されたりボトルがすり替えられたりした状態で出回っていたという。無許可の販売業者が関わっていたことも問題視された。薬への信頼を揺るがす重大な事件として注目を集めた経緯がある。

改正省令は厚労省の有識者会議が6月にまとめた対策を踏襲したもの。開封後に売買する場合、開けた場所や薬局名、分割した人の氏名なども確実に書面に残しておく必要があるとした。薬を保管する場所を、調剤や販売のスペースから明確に区別することもルール化。そこに立ち入ることが可能な人を、事前に決めておくことなども要請している。

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