通所介護の事業所数、初の減少 前回改定のインパクト 小規模型を直撃

トレンドが変わった。ひとつの時代が終わったことを表しているのかもしれない。前回の介護報酬改定や制度改正が影響したとみられる。

デイサービスの事業所数が昨年度に初めて前年度を下回ったことが、厚生労働省の「介護給付費等実態調査」の結果で明らかになった。今年3月の時点で全国に4万3,399ヵ所。昨年3月の4万3,440ヵ所から41ヵ所少なくなっている。小規模な事業所が初めて減少に転じ、その減り幅が大きかったためだ。

小規模な事業所は今年度に入っても減少を続けている。月報をみると4月が2万63ヵ所、直近の5月が2万28ヵ所。デイ全体では4月が4万3,328ヵ所、5月はやや増えて4万3,340ヵ所となっている。

2000年度に制度がスタートして以来、デイサービスの事業所数は右肩上がりが続いてきた。近年では特に小規模な事業所が著しく増加。全体の費用額は2014年度の時点で1兆6,000億円を上回っていた。国は大鉈を振るった。2015年度の改革で、小規模な事業所を中心に基本報酬を大幅にカット。要支援1、2を段階的に総合事業へ移していくことも決めた。事業者は経営戦略の見直しを迫られている。現在も給付費をさらに適正化する方策が検討されており、来年度の介護報酬改定も厳しい内容になるとみる人は少なくない。

厚生労働省 介護給付費等実態調査のページはこちらから

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