今年度中に中核病院を指定 がんゲノム検討会・報告書

がんゲノム医療推進コンソーシアム懇談会 報告書(6/27)《厚生労働省》

厚生労働省の「がんゲノム医療推進コンソーシアム懇談会」は7月10日までに、がんゲノム医療の中核を担う「がんゲノム医療中核拠点病院(仮称)」の整備や、がんのゲノム情報(全遺伝情報)を集約・管理する「がんゲノム情報管理センター(仮称)」の創設などを盛り込んだ報告書を公表した。

がんの革新的治療法や診断法の開発のためには、個々の患者のがんの原因となったゲノムの変異情報や、治療法や副作用などの臨床情報を集約し、研究・診療に利活用できる仕組みが不可欠だが、日本はこの分野で諸外国に比べて大きく遅れを取っている。懇談会では、こうした仕組み(がんゲノム医療推進コンソーシアム)の構築に向け、必要とされる機能、関係者の役割分担、ゲノム医療提供体制の計画づくりなどを検討してきた。

具体的には、厚労省が今年度中に指定する「がんゲノム医療中核拠点病院(仮称)(中核病院)」がゲノム医療を実施。民間のゲノム解析事業者によるゲノム解析結果を踏まえて、個々のがん患者に合った治療を提供するほか、臨床研究や医師主導治験などを実施。得られた臨床情報を「がんゲノム情報管理センター(仮称)」が運営・管理する、がんゲノム医療・研究のマスターデータベースである「がんゲノム情報レポジトリー(仮称)」に登録する(p6~p8参照)。さらにレポジトリーに集積された情報に国内外の研究機関や企業が適切な手続きを経てアクセスできる環境を整えることで、革新的な診断法や治療法の開発に結びつける(p8~p10参照)。

がんゲノム医療を第三者的な立場から科学的に評価するため、関係者が共同で運営する「がんゲノムコンソーシアム連絡協議会」も組織。評価結果に基づくコンソーシアムの方向性の決定や厚労省への意見具申、ゲノム医療の普及啓発活動―などを担うこととする(p15~p16参照)。



■資料PDFダウンロードはこちらから■
http://www.care-mane.com/pdf/news/201707/20170711-2.pdf
記事の資料ダウンロード・著作権について
提供:厚生政策情報センター

コメント[3

コメントを見るには...

このページの先頭へ