【人員不足】埼玉・越谷市「千代の夢」「飛鳥の夢」取り消し

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埼玉県越谷市福祉部福祉指導監査課は6月1日、介護報酬を不正に請求し受け取ったとして、市内2ヵ所の認知症高齢者向けグループホームを運営する事業者2社に対し、その事業者指定を取り消した。今回処分をうけたのは、株式会社彩和(成山信行社長)が運営する「グループホーム千代の夢」(越谷市恩間新田383-1)と、株式会社飛鳥(土井千代子社長、同市千間台西6-13-25)が運営する「グループホーム飛鳥の夢 大道」(同市大字大道165)。

市福祉指導監査課によると、両社は2013年から昨年9月にかけ、各施設に勤務する介護職員らの人数が基準より少ないのに、基準を満たしているように偽って介護報酬を市に不正請求。彩和社は計4,993万8,048円、飛鳥社は計4,947万2,202円(いずれも利用者自己負担額をのぞく)の巨費を不正に受給した。

不正発覚のキッカケは、昨年に市によせられた両施設の職員不足を指摘する情報告知にあった。この情報をもとに市が監査を実施するかなかで、次々と不正事実が判明していったという。

市では今後、不正に受領した介護報酬の金額を確定させ、40%加算金を含め返還を求めていく。また両事業所とも不正額が巨額であることから、時効以前の不正受給分も含めて自主返還するよう求めていく方針をしめしており、法的措置も検討しているもよう。ちなみに、両社とも市の調査に事実を認めたうえで、「意図的ではなかった」などとの趣旨の釈明説明をしているとされる。

以下、今回処分の理由・法的根拠など詳細は次のとおり。

【グループホーム千代の夢】介護保険法第78条の10第8号、同第115条の19第7号に該当

(1)介護職員の配置について、平成25年4月から平成28年9月まで、人員基準を満たしていなかった。

(2)計画作成担当者の配置について、平成25年6月から平成28年9月まで人員基準を満たしていなかった。

上記の事実にもかわらず、平成25年8月から平成28年9月まで減算の規定を適用せずに介護報酬を不正に請求した。

【グループホーム飛鳥の夢 大道】介護保険法第78条の10第8号、同第115条の19第7号に該当

(1)介護職員の配置について、平成25年4月から平成27年2月までおよび平成27年4月から平成28年10月まで、人員基準を満たしていなかった。

(2)計画作成担当者の配置について、平25年4月から平成28年7月まで、人員基準を満たしていなかった。

上記の事実にもかわらず、平成25年6月から平成28年9月まで減算の規定を適用せずに介護報酬を不正に請求した。

■越谷市「指定地域密着型サービス事業者および指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定取消について」
http://www.city.koshigaya.saitama.jp/kurashi/koureisha/oshirase/jigyousyasiteitorikesi.files/bessihpgenkou.pdf

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