【暴行容疑】群馬「グランドホームベルジ南渋川」元職員を逮捕

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群馬県警子ども・女性安全対策課および渋川警察署は2016年12月16日、ベルジ株式会社(樋口朋幸社長、高崎市箕郷町上芝839-4)が運営する渋川市内の住宅型有料老人ホーム「グランドホームベルジ南渋川」(宮内清美支配人、渋川市半田2726-1)の元介護職員・土屋平容疑者(32)=渋川市北橘町真壁=を暴行容疑で逮捕した。

逮捕容疑は2016年12月上旬、当時勤務していた「グランドホームベルジ南渋川」において入所者の男性(54)の身体をこぶしや手・頭などで副数回殴るなど暴行を加えた疑い。調べに対し土屋容疑者は「仕事が忙しく(そのわりに低い)待遇面でイライラしていた」などと容疑を認める供述をしており、県警では今後、これまでの経緯とともに他の入所者への暴行など余罪の有無についても慎重に調べていく。

捜査関係者によると、ベルジ南渋川ホームには認知症の入所者が多く、男性職員が入所者へ暴力をふるっているとの情報通報を受けた県と市が12月13日・15日と合同で立ち入り調査。その後12月19日にも3度目の立ち入り調査を実施し、職員らの勤務実態や虐待の有無などを調べあげて、結果をまとめて施設側への行政処分も予定している。

それまでも土屋容疑者の当直明けの日にけがの報告が多いなど不審な点があることもあり、土屋容疑者への虐待暴行疑惑が強まっていったとされる。そんななか容疑が確定的になったのには暴行現場が収められた「証拠映像」の存在だった。そこには、土屋容疑者とみられる人物が壁際に追い込んだ男性入所者に身体を近づけ、約3分間にわたり頭や胴体を複数回にわたり叩いたり、腕をひねったりする様子とともに、「痛いじゃねえよ。ちゃんと立ってろ」「ごめんなさいでしょ」などと利用者を恫喝するような罵声も記録されていた。いっぽう男性入所者は「痛い」「ごめんなさい」などと繰り返し、両手で身体を守るような動作をする様子が映っている。

ベルジ社によると、「グランドホームベルジ南渋川」は2015年12月に開設。「要介護2」以上を対象に受け入れており、現在55人(定員60人)が入所中。2~3階に各9個の個室居室があり、フロアごとに数人の担当者を配置。夜勤の時間帯は各階1人の態勢だったという。

土屋容疑者は2014年にベルジ社に入社採用後、今年8月から南渋川ホーム異動し、被害男性が居住する2階フロアを担当。施設側の内部調査として12月16日に土屋容疑者に事情を聴いたところ、暴行の事実を認めて謝罪。それをうけて土屋容疑者は12月16日付でベルジ社を退職していた。あわせて施設担当者が同日、被害入所者の親族を訪ね、暴行があったことを謝罪していた経緯もある。

容疑者逮捕をうけてベルジ社の担当者は「(土屋容疑者は)勤務態度もごく普通だった。定期的に虐待予防教育をおこなっていたが、多くの方にご迷惑をかけて申し訳ない」などと釈明のコメントをのこした。

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