【看護師不在】高松市「デイサービス亀」6ヵ月停止

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香川県高松市健康福祉局介護保険課は2016年12月1日、介護報酬を不正に請求し受領したとして、高松市内の株式会社ファーストプラン(加藤晋典社長、同市仏生山町甲185-4)が主力の遊技場向け管理コンピューター開発などとともに運営する介護事業所のひとつ「デイサービス亀」高松市多肥上町567-1)について、その事業所指定の全部効力停止(業務停止)6ヵ月間の行政処分とした。

これにより停止期間は2016年12月1日から2017年5月31日までということになる。市介護保険課訪問調査担当によると、2015年6月から11月にかけて、介護保険法で配置が定められた看護職員が在籍していないのに勤務したとする虚偽の勤務記録を作成し、介護報酬約97万6,000円を不正に請求したとしている。

今回の不正発覚のキッカケは2015年12月に市当局によせられた情報提供にあった。これをもとに市が監査を執行するなかで、次々と不正事実か明るみに出ていった。

亀事業所側は不正事実を認めており、事業所を運営するファーストプラン社では、「今回の処分を重く受け止め、再発防止に向けて施設の管理体制の見直しを図っていきます」などとコメントしている。市では今後、介護保険法第22条第3項の規定による加算金(40%を加えた約123万円の返還をファーストプラン社側に求めていく。

以下、今回処分の理由・法的根拠など詳細は次のとおり。

(1)指定地域密着型通所介護事業所が指定通所介護事業所であった間の不正な行為【法第78条の10第13号に該当】

指定地域密着型通所介護事業所「デイサービス亀」が指定通所介護事業所であった期間のうち、平成27年6月から平成27年11月までの間は、看護職員の人員基準欠如により減算の規定を適用して介護報酬を算定すべきところ、法人取締役の指示により、看護職員が勤務したように装った虚偽の勤務記録を作成した上で、当該減算の規定を適用せずに算定し、介護報酬9万3256単位を不正に請求した。

(2)介護予防サービス費の不正請求【法第115条の9第5号に該当】

指定介護予防通所介護事業所において、平成27年6月から平成27年11月までの間は、看護職員の人員基準欠如により減算の規定を適用して介護報酬を算定すべきところ、法人取締役の指示により、看護職員が勤務したように装った虚偽の勤務記録を作成した上で、当該減算の規定を適用せずに算定し、介護報酬3044単位を不正に請求した。

(3)第一号事業(指定介護予防通所介護相当サービス)事業所と一体的に運営されている指定地域密着型通所介護事業所および指定介護予防通所介護事業所における不正および著しく不当な行為【法第115条の45の9第7号に該当】

第一号事業(指定介護予防通所介護相当サービス)事業所を運営する指定事業者が、同事業所と一体的に運営する指定地域密着型通所介護事業所および指定介護予防通所介護事業所において、上記のとおり不正および著しく不当な行為を行なった。

■高松市「指定地域密着型サービス事業者、指定介護予防サービス事業者および指定事業者に対する行政処分について」
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/udopen/press/attach/13/2016-01691_0_20161111siryou.pdf

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