東京都のコロナ重症患者増、医療体制への影響に警戒必要

東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第18回 11/5)《東京都》

東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第18回)が5日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、「重症患者数が増加しており、今後の推移と通常の医療体制への影響に警戒が必要である」との見解を示している。

コメント・意見では、4日時点の入院患者数について、前回(10月28日時点)の951人から1,040人となったことなどに触れ「入院患者数は1,000人前後で推移しており、入院患者数の急増にも対応できる病床の確保が必要な状況には変わりはない」とした上で、「医療機関への負担が強い状況が長期化している」と説明している。

重症患者(人工呼吸器またはECMO使用)は4日の時点で35人となっており、前回(30人)と比べて増加。10月27日から11月2日までに、新たに患者15人が人工呼吸器を装着した一方で、14人が人工呼吸器から離脱した。人工呼吸器使用中に死亡した患者は4人。この期間に新たにECMOを導入した患者は1人、離脱した患者も1人いた。4日の時点で、人工呼吸器を装着している患者35人のうち3人がECMOを使用している。

重症患者の年代別の内訳については、70歳代が13人、50歳代と60歳代がいずれも7人、80歳代が5人、40歳代が3人となっていることを説明。「重症患者においては、ICU等の病床の占有期間が長期化することを念頭に置き、新型コロナウイルス感染症患者のための医療と、通常の医療との両立を保ちつつ、重症患者のための病床を確保する必要がある」と指摘している。

また、10月27日から11月2日までの新規陽性者1,157人のうち、無症状の陽性者が239人(20.7%)であったことを取り上げ「特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、病院等、重症化リスクの高い施設や訪問看護等において、無症状や症状の乏しい職員を発端とした感染が見られており、高齢者施設や医療施設における施設内感染等への厳重な警戒が必要である」としている。

コメント[14

コメントを見るには...

このページの先頭へ