介護福祉士会・及川新会長が会見 「介護福祉士がチームケアを牽引していく」


《 日本介護福祉士会・及川会長 14日 》

日本介護福祉士会が14日にオンライン記者会見を開いた。先月10日に就任したばかりの及川ゆりこ新会長が、組織の舵取りにあたっての基本的な考え方、所信を表明した。【Joint編集部】

「どの数字をみても危機的だが、少子高齢化の影響で我々の仲間がこれから十分に増えていかないことは明らかだ」

及川新会長は現下の人手不足についてそう指摘。「それでも我々に求められることが、利用者さまへのクオリティの高いケアであることは言うまでもない。これを提供していくためには、介護福祉士が多様な人材を束ね、リーダーとして介護チームをまとめ、牽引していく役割を担う必要がある」と強調した。

あわせて、「介護福祉士に求められる役割は、国民の社会生活をより良いものにすること。その1つが、老いていく親の生活を安心して任せられる“介護離職ゼロ”の社会を作ること」と持論を展開。「社会環境の変化とともに介護ニーズも多様化、複雑化している。福祉の視点で生活を支える介護福祉士の専門性はやはり欠かせない」とも語った。

来年度の介護報酬改定については、「利用者さまに切れ目のないサービス、クオリティの高いケアを提供できるようにする。利用者さまのQOLをしっかりと担保できるようにする。とにかくそのことを重視して意見を出していきたい」と述べるにとどめた。

及川新会長はこのほか、より高度な専門性を有する「認定介護福祉士(*)」を増やすことへの意欲もみせた。

* 認定介護福祉士
より質の高い介護実践やサービスマネジメント、他の介護職への助言・指導、医療との連携の強化、地域包括ケアの推進などを担うために必要な知識、技術を養成研修で修得した介護福祉士のこと。現場を引っ張る中核的な役割を期待されている。

「私も資格を取ったが、それまでの自分には無かった介護実践の展開方法などを学べた。介護福祉士にはまだまだ多くの役割があり、多くの知識・技術が必要であることを確信した」と説明。「認定介護福祉士の養成を力強く進めていきたい」との意向を示した。

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