コロナとインフルの今冬同時流行に備え提言 感染症学会

今冬のインフルエンザとCOVID-19に備えて(8/3)《日本感染症学会》

日本感染症学会は3日、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの今冬の同時流行に備え、医療機関に向けた提言を公表した。臨床診断だけでインフルエンザの治療を行えば、新型コロナ感染症を見逃す恐れがあると指摘。それを防ぐために、新型コロナの流行期には原則、インフルエンザが強く疑われる場合を除き、できるだけ両方の検査をすることを推奨している。

この提言は、一般のクリニックや病院での外来診療を対象としたもの。それによると、確定患者と明らかな接触があったり、特徴的な症状がなかったりした場合、外来診療において「臨床症状のみで両者を鑑別することは困難」だと指摘。

新型コロナ患者に遭遇する蓋然性の高い地域で、冬季に発熱や呼吸器症状のある患者を外来で診療する際は、両方の疾患に罹っている可能性を考慮する必要があるとしている。

また、実臨床ではインフルエンザと新型コロナのどちらかの疾患を強く疑って検査をすることが想定されることから、そうした場合の検査方法に関する考え方をフローチャートで示した。

治療については、今冬もインフルエンザの早期診断・早期治療の実施を推奨。また、▽2019-20シーズンでは抗インフルエンザ薬のバロキサビルに対する「PA変異株」の検出が少ない▽成人のハイリスク患者を含めてバロキサビルの知見が増えつつある-ことを踏まえ、薬剤感受性の動向に留意して適切に診断・治療を行うよう医療機関に求めている。

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