介護医療院の療養床数が20年3月末時点で2万床を突破 厚労省調査

介護医療院開設状況について(5/1)《厚生労働省》

介護医療院の総療養床数が2020年3月末時点で2万床を突破したことが、厚生労働省がこのほど公表した「介護医療院の開設状況について」で明らかになった。人員配置が介護療養病床相当のI型の療養床が全体の7割を占める。

・介護医療院開設状況について

調査は厚労省が3カ月ごとに実施・公表しているもの。それによると、20年3月末時点の介護医療院の総施設数は343施設となり、前回調査の19年12月末時点に比べて42施設増えた。施設種類別の内訳は、I型が230施設(前回比29施設増)、老人保健施設相当以上の人員配置のII型が110施設(12施設増)、I型とII型の混合が3施設(1施設増)。

総療養床数は20年3月末時点で2万1,738床(2,807床増)となり、初めて2万床を超えた。このうちI型の療養床数は1万5,770床(2,218床増)、II型は5,968床(589床増)。転換元病床は病院の介護療養病床が1万4,638床(2,180床増)で圧倒的に多く、これに介護療養型老人保健施設・3,016床(58床増)、18年度診療報酬改定後の「療養病棟入院料1、2」を算定している医療療養病床・2,548床(517床増)、18年度改定後の診療報酬の経過措置が適用されている医療療養病床・1,074床(25床増)-などが続く。

有床診療所の病床では、介護療養病床からの転換が241床(27床増)、医療療養病床が78床(増減なし)。老人性認知症疾患療養病棟(精神病床)からの転換は112床(増減なし)だった。新設は28床で前回調査から増減はなかった。

介護医療院、未開設は宮城県の1県だけに

都道府県別の療養床数は、福岡県(2,074床)、京都府(1,795床)、富山県(1,158床)、広島県(1,039床)、静岡県(1,025床)などの順に多い。逆に、宮崎県(12床)、岩手県(14床)、山形県(18床)、三重県(48床)、栃木県(56床)などでは、療養床が2桁台にとどまっている。前回調査からの3カ月間に岩手県で1施設の開設があり、これで介護医療院がないのは宮城県の1県のみとなった。

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