「パワーハラスメントを受けた」の考え方を例示 厚労省

精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会(第2回 1/30)《厚生労働省》

厚生労働省はこのほど、「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」の会合で、業務による心理的負荷評価表の「具体的出来事」について、「上司とのトラブルがあった」「(ひどい)嫌がらせ、いじめ又は暴行を受けた」「パワーハラスメントを受けた」の3項目の考え方を例示した。

・第2回「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」

業務による心理的負荷の強度の判断に当たっては、精神障害発病前おおむね6カ月の間に対象疾病の発病に関与したと考えられる業務などに関する心理的負荷の強度の程度について、評価表を指標として、「強」「中」「弱」の3段階に区分している。

「具体的出来事」について、新たに「パワーハラスメントを受けた」が追加される見通しで、厚労省は「具体例は、過去の支給決定事例を踏まえて記載する必要があるのではないか」といった見解を提示。「(ひどい)嫌がらせ、いじめ又は暴行を受けた」の中から、「パワーハラスメントを受けた」に当たるか否かを判断する方向性を示した。

「上司とのトラブルがあった」に当てはめて評価される出来事については、「パワーハラスメントを受けた」に該当しないとの見解も提示。その理由として、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導は「パワーハラスメント」に該当しないとされていることを挙げた。

会合で厚労省は、主な労災認定例も示した。例えば「精神的攻撃」に関しては、上司から日常的に「死ね」などの人格を否定する発言を受け、請求人の後輩に対し「こんなどうでもいい先輩を見習うな」「あいつは使えない」などの発言を行っていたことを挙げている。

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