特養、空床「あり」が5割超、職員の不足も要因に 全国老施協調査

第9回全国老人ホーム基礎調査報告書(平成29年度実績)(12/16)《全国老人福祉施設協議会》

全国老人福祉施設協議会(全国老施協)は「第9回全国老人ホーム基礎調査報告書」(2017年度実績)の「特別養護老人ホーム版」で、介護人材の状況や看取りの実績、施設の空床などの調査結果をまとめた。空床については、「あり」との回答が5割を超えた(参照)。

・老施協総研 「第9回 全国老人ホーム基礎調査報告書」(平成29年度実績)

18年4月2日現在の「職員の状況」では、介護職員の「常勤専従実人数」は「20-24人」(16.3%)が最も多く、次いで「15-19人」(14.7%)だった。介護職員の勤務形態は、「ユニット型個室」で「三交代制(変則三交代制を含む)」が50.0%、「ユニット型準個室」で「二交代制(変則二交代制を含む)」が30.0%、「従来型個室」で「二交代制(変則二交代制を含む)」が37.5%、「多床室」で「二交代制(変則二交代制を含む)」が44.3%で、それぞれ最も多かった(参照)(参照)。

看護師の夜勤の有無は無回答を除き、「オンコール」が「ユニット型個室」(90.3%)、「ユニット型準個室」(45.0%)、「従来型個室」(73.3%)、「多床室」(83.8%)で最も多く、「夜勤なし」が「ユニット型個室」(49.0%)、「ユニット型準個室」(30.0%)、「従来型個室」(44.9%)、「多床室」(53.7%)でこれに次いだ(参照)。

入所者の状況を見ると、入所定員数は「51-80人以下」38.0%、「30-50人以下」29.3%、「81-100人以下」14.8%だった。入所前の居場所は、「自宅」の割合では、「20-30%未満」「30-40%未満」がそれぞれ17.1%で最も多かった(参照)(参照)。

医療処置等の実施が必要な入所者は、「膀胱洗浄、膀胱留置カテーテルの管理」では「10%未満」が61.4%、「じょく瘡、創傷部処置」では「10%未満」が54.4%、「経鼻栄養・胃ろう・経腸栄養」では「10%未満」が52.8%で、それぞれ最も多かった。17年4月1日から18年3月31日までの入院者数を見ると、「内科」は「1-9人」25.7%、「10-19人」18.9%、「20-29人」13.0%の順で、「外科」は「0人」を除き、「1-9人」48.3%、「10-19人」4.2%、「100人以上」1.6%の順で多かった(参照)。

一方、対象施設全体で空床が「あり」と52.6%が回答した。その要因として、「入所の調整中」75.4%、「入所利用者のために確保している」32.1%、「職員の採用が困難である(受け入れのための人員不足)」12.0%、「入所希望者が少ない」9.2%、「職員の離職が多い(受け入れのための人員不足)」7.8%の順で多かった(参照)。

また、17年度中で施設での看取りの実績が「ある」は77.4%、「なし」が20.5%だった。施設で看取りを行った人数は「5-9人」が29.8%で最も多く、次いで「1-4人」28.5%、「10-14人」19.9%の順。看取りを行っていない理由では、「配置医師の協力が得られない」42.1%、「看護体制がとれない」41.1%、「協力医療機関の協力が得られない」29.8%などとなっている(参照)。

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