リハ職による訪問看護、適正化へ診療報酬を見直し 厚労省


《 厚労省 》

理学療法士をはじめとするリハビリテーション専門職が実施する訪問看護について、厚生労働省は今年4月の診療報酬改定で評価を見直すことに決めた。【北村俊輔】

15日の中医協総会でまとめた「議論の整理」に方針を盛り込んだ。「医療ニーズの高い利用者へのサービスがより適切に提供されるようにする」と書いており、報酬の適正化を図るとみられる。

令和2年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理

具体策は来月に正式決定される見通し。

現行の訪問看護の基本療養費は、サービスを担う職種が違っても評価は同じ。評価が分かれるのはサービスに入る日数で、週3日までを基本に4日以上の点数を上乗せする2段階の仕組みとなっている。週4日以上の対象となる利用者は原則、医師から特別な指示を受けているなど高い医療ニーズを持つ患者とされている。

厚労省は中医協で今秋、リハ職によるサービスの割合が高い患者は相対的に医療処置の実績が少ない、との調査結果を報告。加えて、リハ職が行う訪問看護の約8%が週4日以上の報酬を算定しており、その利用者で高い医療ニーズを持つ人は少ないとも指摘していた。

こうした状況を診療側と支払側の双方の委員が問題視。「健全ではない」「何か手を打つべき」などと働きかけていた。

厚労省は具体策の公表に向けて、リハ職による週4日以上のサービスの報酬を適正化することなどを俎上に載せている。あわせて、訪問看護の計画書と報告書にサービスを担う職種を記載することを要件化する方向で調整を進めている。

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