石油ストーブの火災、5年で57人が死亡 多くは高齢者 確認ポイントは?

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NITE、独立行政法人製品評価技術基盤機構は、暖房器具が活躍する本格的な冬を迎えるにあたって、火災などの事故に気をつけるよう改めて注意を喚起している。特に、火災の発生が多い石油ストーブ・石油ファンヒーターの使用について、細心の注意を払って欲しいという。

NITEが集約した事故情報によると、2014年度から2018年度までの5年間で暖房器具の事故が965件発生しており、このうち75%が火災だ。暖房器具の使用が増える10月頃から増加し始め、1月頃にピークを迎える傾向がある。

石油ストーブ・石油ファンヒーターの事故、5年間で57人死亡

この5年間で人的被害が生じた暖房器具の事故は236件。319人が被害を受けている。このうち92件が死亡事故で、108人が亡くなった。

死者は年代が上がるにつれて増加していく。60歳以上が全体の73%、80歳以上が41%を占めている。

事故の発生状況を製品別にみると、石油ストーブ・石油ファンヒーターによる火災が最多の321件。他の製品より火災の発生割合が高く、このうち35%が家屋などの全焼に至っている。人的被害は108件と暖房器具の中で最も多く、死亡事故も50件発生。57人が亡くなっている。

石油ストーブ・石油ファンヒーターの火災のほとんどは使い方が原因だ。

特に、給油口キャップの閉め忘れや締め付け不良で引火するケースが目立ち、ガソリンの誤給油も多い。また、洗濯物などの可燃物が接触して発火する事故も多発している。こうした事故の多くは高齢者のみの世帯で起きており、家族や介護職など周囲の人が配慮することも有効だという。

冬は空気が乾燥しておりもともと火災が起きやすい。NITEは石油ストーブ・石油ファンヒーターの事故を未然に防ぐため、

給油する前に必ず消火する。給油後は給油口キャップをしっかり締め、灯油が漏れないことを確認してから本体にセットする
灯油は専用容器に入れ、ガソリンと別の場所に保管する。ラベル表示で区別するなど、誤給油を防ぐための対策を徹底する
周囲に可燃物を置かない。衣類などを乾かさない
就寝する前に必ず消火する

などを確認するよう促している。

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