在宅での自己導尿、特殊カテーテル加算の充実を提案 厚労省

中央社会保険医療協議会 総会(第432回 11/13)《厚生労働省》

厚生労働省は13日の中央社会保険医療協議会・総会で、在宅での自己導尿に関する特殊カテーテル加算のうち、親水性コーティングが施されている間歇導尿用ディスポーザブルカテーテルにかかわる評価を充実させることを提案した(参照)。尿路感染症リスクの低減効果が期待できる親水性コーティングカテーテルの利用を促進させるのが目的で、厚労省案に明確な反対意見は出なかった。

中央社会保険医療協議会 総会(第432回) 議事次第

在宅で自己導尿が必要な患者のうち、特に脊髄損傷や二分脊椎などで長期間にわたる導尿が必要な患者は、尿路感染症の反復によって腎機能障害などを引き起こす恐れがある。そのため、そのリスクの低減には、高機能なカテーテルの使用による尿路感染症の予防効果が期待されている。厚労省によると、親水性コーティングカテーテルは非親水性のものと比べて、尿路感染症の予防効果が高いことが報告されているが、他よりもコストが掛かる(参照)。

2016年度の診療報酬改定では、特殊カテーテル加算として、間歇導尿用ディスポーザブルカテーテルに「親水性コーティングを有するもの」(960点)などが新設されたが、その算定回数は限定的だという(参照)。また、在宅自己導尿のカテーテルに関する診療報酬上の評価が指導管理料と加算に分かれており、評価体系が複雑化しているのが現状だ(参照)。

こうした状況を踏まえ、厚労省は13日の総会で、親水性コーティングカテーテルの利用を促すため、特殊カテーテル加算を20年度改定で充実させることなどを論点に挙げた(参照)。

意見交換では、論点に対して異論は出なかったが、幸野庄司委員(健康保険組合連合会理事)は、在宅自己導尿に関する材料の評価について、「管理料プラス加算というのではなく、包括化すべきだ」と提案した。

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