がん検診の未受診者、依然として約3割 内閣府世論調査

「がん対策・たばこ対策に関する世論調査」の概要(9/27)《内閣府》

18歳以上でがん検診を一度も受けたことのない人が約3割いることが、内閣府が公表した「がん対策・たばこ対策に関する世論調査」の結果で明らかになった。受診しない理由として、「受ける時間がない」「必要性を感じない」などの回答が多く、受診率向上への取り組みが課題となっている。

調査は、7月25日から8月4日にかけて、全国の18歳以上の3,000人を対象に実施され、1,647人から有効回答を得た(有効回答率54.9%)。

胸・胃のレントゲン撮影やマンモグラフィ撮影などによるがん検診の受診状況について聞いたところ、受けたのが「1年以内」と答えた人の割合は47.5%で、「2年以内」は9.5%、「2年より前」は13.6%だった。一方、「今まで受けたことはない」と回答した人は29.2%おり、3年前の調査時(33.4%)よりも4.2ポイント低下したものの、依然として3割近くの人が未受診だったことが分かった。

がん検診を2年より前に受けた人や未受診の人に、最近受けていない理由も尋ねたところ(複数回答)、最も多かったのが「受ける時間がないから」(28.9%)だった。以下は、「健康状態に自信があり、必要性を感じないから」(25.0%)、「必要な時はいつでも医療機関を受診できるから」(23.4%)などと続いた。

がん検診の受診を巡っては、国が進める3期目の「がん対策推進基本計画」で、国内での受診率が諸外国に比べて依然として低い状況にあり、引き続き対策を講じる必要があると明記。国や都道府県、市町村はこれまでの施策の効果を検証した上で、受診対象者の明確化や、組織型検診のような検診の実施体制の整備といった効果的な受診率向上策を実施するとの方針を示している。

情報源、「医師・看護師や相談窓口」が最多

調査では、がんの治療法や病院に関する情報源についても聞いた結果(複数回答)、最も多かったのが「病院・診療所の医師・看護師やがん相談支援センター以外の相談窓口」(66.4%)。このほか、「がん情報サービス以外のSNS」(36.9%)や「家族・友人・知人」(33.8%)との回答も多かった。


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「がん対策・たばこ対策に関する世論調査」の概要 P1~P30
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