病院看護管理者向けの「看看連携体制」構築の手引きを公表 厚労省

病院看護管理者のための看看連携体制の構築に向けた手引き-地域包括ケアを実現するために-(8/19)《厚生労働省》

今回のポイント
●厚生労働省は8月19日、同省の研究班が策定した「病院看護管理者のための看看連携体制の構築に向けた手引き」を公表。
○手引きは、看看連携を「地域の看護職同士が、対象者の生活を支えるために、同じ目標をもって、信頼しあい、対等の立場で協働すること」と定義。なかでも、地域の中核病院を中心とした看看連携体制に着目し、体制づくりを進めていく際のポイントを関係者からのヒアリングで得られた知見をもとに整理した。
○同省は、看護職同士がつながる「看看連携」は、看護の質向上だけでなく、地域全体のケアの質向上への貢献が期待できるとして、手引きの積極的な活用を呼びかけている。

厚生労働省は8月19日、同省の研究班が策定した「病院看護管理者のための看看連携体制の構築に向けた手引き」を公表した。地域包括ケア体制の推進にあたって、医療・介護・福祉のあらゆる現場で活躍する看護職は、関係機関・職種が連携する際の「要」としての役割が求められている。同省は、看護職同士がつながる「看看連携」は、看護の質向上だけでなく、地域全体のケアの質向上への貢献が期待できるとして、手引きの積極的な活用を呼びかけている。

手引きを作成したのは、2017年度厚生労働行政推進調査事業費補助金「地域包括ケアを支える看看連携を円滑にする体制の構築に関する研究」の研究班(主任研究者:慶應義塾大学・永田智子氏)。手引きは、看看連携を「地域の看護職同士が、対象者の生活を支えるために、同じ目標をもって、信頼しあい、対等の立場で協働すること」と定義。なかでも、地域の中核病院を中心とした看看連携体制に着目し、体制づくりを進めていく際のポイントを関係者からのヒアリングで得られた知見をもとに整理した。

具体的には、(1)連携体制構築の必要性を認識する、(2)連携体制構築に向けて働きかける、(3)実際に取り組みを実施する、(4)連携体制を維持・拡大するための工夫、(5)取り組みを評価する-の5つのステップに沿って、中核病院の看護管理者が取り組むべき課題や留意点、アドバイスなどを記載。病院を地域ケアシステムの1機関と捉えて、自院が抱える課題について院内と院外の両方に目を向けて考えることを出発点として、地域の看護職と連携して課題の解決に取り組む必要性に気づき、地域の医療機関、介護サービス事業所、行政機関などとの関係性を深めながら、看看連携体制を構築していくまでの道筋を示した。

巻末には手引き作成にあたってヒアリングを行った、▽高知県土佐市▽山形県米沢市▽新潟県長岡圏域▽北茨城市民病院▽東京都葛飾区▽大阪府大阪市-の事例も掲載した。


■資料PDFダウンロードはこちらから■
病院看護管理者のための看看連携体制の構築に向けた手引き―地域包括ケアを実現するために― P1~P75
病院看護管理者のための看看連携体制の構築に向けた手引き―地域包括ケアを実現するために―<概要> P76~P77
記事の資料ダウンロード・著作権について
提供:厚生政策情報センター

コメント[9

コメントを見るには...

このページの先頭へ