老人ホームで虐待 高齢者の高熱、床ずれ放置【熊本県】

7月19日、熊本県菊池市は、有料老人ホーム「ケアホームともづな」において明らかな虐待行為があったことを発表した。高齢者虐待防止法に基づき調査が行われた際に、入所者が高熱を出したり床ずれが見つかったりしても放置するなどの行為が認定されていたという。

<事件があった介護施設>
・名称:ケアホームともづな
・住所:熊本県菊池市西寺1581
・入所定員:55名
・経営主体:株式会社ともづなリハサービス

菊池市によると、2019年1月に同施設に勤務する職員から通報を受け、2月から5月にかけて立ち入り調査を実施。その際、40度近い熱が出ていた入所者男性に対し、治療を受けさせずに放置しているところを確認し、さらには当時の入所者46人のうち約20人はベッドの柵で四方を囲まれており、身体拘束と認められる状態であったことが明らかになった。

施設側が家族に同意を得ていないにもかかわらず拘束していたこと、加えて緊急性が認められる状況でもなかったことから、身体的虐待と認定した。また、職員に聞き取り調査を行った際、これまでも入所者が高熱を出した時や、床ずれが見つかった時にも受診させておらず、放置していたことが判明。処方薬を本人以外に投与するなどのずさんな管理に加え、入所者に対する職員の暴言なども発覚し、総合的に調査した結果、日常的に虐待が行われていたとの判断に至った。

市は、2019年6月21日付けで虐待を認定、同年7月末までに改善計画書を提出するように求めている。

施設のコメント

「ケアホームともづな」は取材に対し「詳しいことをお話しすることはできず申し訳ありません。入居者の方に対しましては主治医とも連携をとり観察しておりました。職員の指導も行っておりますが、今後の対応については新たに検討中です」とコメントしている。

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