社会福祉協議会の役割は?地域ニーズに合わせた再検討も


第3回社会福祉法人の事業展開等に関する検討会

厚生労働省は6月17日に「第3回社会福祉法人の事業展開等に関する検討会」を開催した。この検討会では、社会福祉法人を取り巻く環境や福祉ニーズが変化する中で、地域における役割を果たしていくための事業展開の在り方を議論している。

具体的には、社会福祉法人の「連携・協働化」の推進や、「大規模化」への環境整備などの方策を検討。「連携・協働化」は、合同採用や合同研修による人材の確保・育成など、「大規模化」は経営の効率化などのメリットが、各地の事例から報告されている。

社会福祉法人間の連携の中核として役割を担うのが、すべての都道府県、市町村に設置されている社会福祉協議会だ。複数法人間の連携により、地域貢献の取組を推進していくことが求められている。社会福祉協議会について、その役割を改めて確認してみる。

社会福祉協議会とは

地域の社会福祉活動を推進することを目的として、社会福祉法に基づき、すべての都道府県、市町村に設置されている非営利の民間団体(社会福祉法人)。地域拠点としての「市町村社会福祉協議会」、広い視点から活動を推進する「都道府県社会福祉協議会」、全国の活動に対して研究・提言等を行う「全国社会福祉協議会」がある。

社会福祉協議会が実施する主な事業

●市町村社会福祉協議会
住民の生活支援事業/介護保険事業/ボランティア活動の支援など

●都道府県社会福祉協議会
福祉人材の養成/利用者の権利擁護事業/資金の貸付など住民の生活支援事業/ボランティア活動の支援など

●全国社会福祉協議会
利用者の権利擁護事業/ボランティア活動の支援/福祉人材の養成/アジア諸国の社会福祉の支援など

あなたの街の社会福祉協議会は?

社会福祉協議会が目指すものは、「誰もが安心して暮らすことのできる地域福祉の実現」だ。地域住民や社会福祉の事業関係者などが主体となって、隣人同士の支えあいにより、行政制度ではカバーできない地域福祉の課題解決に取り組む。

今回の検討会では、「社会福祉法人の連携・協働化が進むことで、社会福祉協議会の在り方や担う役割について改めて検討すべき」という意見もあがった。地域ごとの福祉ニーズが多様化する中で、すべての市町村に設置されている社会福祉協議会がどう機能していくのか、注目が集まっている。

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