18年の職場での熱中症死傷者1,178人、過去10年で最多 厚労省

平成30年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)を公表します(5/17)《厚生労働省》

厚生労働省が5月17日に公表した、2018年の「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)によると、職場での熱中症の死傷者は1,178人(前年比634人増)、そのうち死亡者は28人(14人増)となり、いずれも前年の2倍を超えたことがわかった。年間死傷者数は10年の656人を上回る人数となり、過去10年で最多(参照)。

死亡者28人の業種別では建設業で10人と昨年同様最も多く、前年は死亡者がいなかった製造業が5人、運送業が4人となっている。特に屋内作業での増加が目立つ結果となった(参照)。

厚労省では熱中症で死亡した28人の状況から、WBGT値(暑さ指数)が、基準値を超え熱中症発生リスクが上昇したのではないかと推測している。具体的には、▽作業環境の正確な把握や作業計画の変更を行わなかった▽重篤な熱中症の兆候が見られた労働者の救急搬送が遅れた▽日頃から健康診断や体調把握などの健康管理が適切に実施されていない−などの事例が報告されている。日中の作業終了後、帰宅して体調が悪くなり救急搬送されるケースもあった(参照)。

厚労省は、5月1日~9月30日まで「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施中だが、熱中症の死傷災害の約9割が発生する7、8月にWBGT値が大幅上昇すると見込んでおり、事業場における熱中症リスクを過小評価しないよう注意を呼びかけている(参照)(参照)。


■資料PDFダウンロードはこちらから■
平成30年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値 P1~P38
記事の資料ダウンロード・著作権について
提供:厚生政策情報センター

コメント[14

コメントを見るには...

このページの先頭へ