社会福祉法人の連携・協働化のメリットとは?

厚生労働省において、「第2回社会福祉法人の事業展開等に関する検討会」が2019年5月15日に開催されました。今回は、関係者からのヒアリングを議題として、社会福祉法人の連携・協働化について議論が行われました。

ここでは、社会福祉法人の事業展開等に関する検討会で用いられた資料から、社会福祉法人の連携・協働化のメリットについてご紹介しますので、ぜひご一読ください。

【目次】
1.社会福祉法人に求められる役割
2.社会福祉法人の連携・協働化のメリット
3.まとめ

1.社会福祉法人に求められる役割

少子高齢化が進む現代では、労働人口の減少と高齢者の増加による福祉のニーズ増加による「人手不足」は、深刻な問題になっています。

このような状況でも、社会福祉法人には健全で透明性のある事業経営が求められるだけでなく、「地域における多様な福祉ニーズへの対応」「地域包括ケアシステムの構築」「地域共生社会の実現」についても求められています。

2.社会福祉法人の連携・協働化のメリット

1)人材確保

前述している通り「人手不足」は深刻な問題です。入門的研修を活用した多様な人材確保、合同面接会の開催、福祉を広める活動の実施、合同研修の実施、他法人の職員との交流などを連携して実施することで、コストを抑えながら職員の採用・育成・離職防止に取り組むことができることがメリットとして挙げられています。

2)地域における公益的な取組・地域共生社会・人口減少地域における福祉ニーズ

連携することで、地域の課題を把握でき、それぞれの法人の強みを生かし、地域の多様な福祉ニーズに対応することができ、また地域共生社会の構築に繋がることが挙げられています。

3)事業運営の効率化・安定化

連携することで、共同購入などスケールメリットを生かしたコストダウンの取り組みや、給食の共同実施による効率化が図れることなどが挙げられています。

4)実例紹介

この会議資料において、各地で実施されている社会福祉法人の連携・協働・統合についての実例が参考資料として公開されていますのでご紹介させていただきます。

(1)「平成30年度小規模法人のネットワーク化による協働推進事業」
山形市内特別養護老人ホーム施設長連絡会
厚生労働省「第2回社会福祉法人の事業展開等に関する検討会資料1-1」

(2)「ほっとかへんネットたるみの取り組み」
ほっとかへんネットたるみ
厚生労働省「第2回社会福祉法人の事業展開等に関する検討会資料1-2」

(3)「社会福祉法人の 合併について」
社会福祉法人和幸園
厚生労働省「第2回社会福祉法人の事業展開等に関する検討会資料1-3」

3.まとめ

社会福祉法人は、社会福祉事業の主たる担い手として非営利性・公益性が求められています。中小規模の社会福祉法人が多く、自法人の経営に関する課題や地域の福祉ニーズを把握していたとしても、単独法人での取り組みが難しいことがあり、連携・協働化の方向性が模索されています。

今後もこの検討会でどのような議論がされるのか目が離せません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

第2回社会福祉法人の事業展開等に関する検討会 資料

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