下呂の2施設 利用者数ごまかし不正請求

岐阜県下呂市は2019年4月15日、利用者の数を水増しするなどして介護報酬を不正に受給していたとして、市内で2ヶ所の介護施設を運営する医療法人「悠山会」(名古屋市天白区)に対し、不正受給分の返還を命令するとともに、2施設の事業所指定を6月から3ヶ月間停止すると発表した。

<処分対象事業所>
・事業所名:医療法人 悠山会
・住所:愛知県名古屋市天白区植田1-2116

<処分対象施設>
1.ファミリア小坂
・所在地:岐阜県下呂市小坂町坂下716-1
・事業形態:サービス付き高齢者向け賃貸住宅、グループホーム、小規模多機能型居宅介護

2. ファミリア下呂・少ケ野
・所在地:岐阜県下呂市少ケ野1248-1
・事業形態:高齢者向け賃貸住宅、小規模多機能型居宅介護

事件の詳細

下呂市によると、今回対象となった2施設のうち「ファミリア小坂」(同市小坂町)では2016年10月から17年3月にかけて、定員よりも2名多い入所者がいた。定員を超えてサービスを提供する場合、通常の3割減額して介護報酬を申請する必要があるが、「ファミリア小坂」では市に報告を行わず、不正に報酬を受給していた。

また、「ファミリア下呂・少ケ野」(同市少ケ野)では、2016年10月から2018年5月にかけて、利用者2名分を水増しして申請、市から介護報酬を受け取っている。いずれの不正も、市が2018年12月に行った監査で明らかになった。

さらに、両施設では利用者のケアプランで多くの不備があったことも明らかになっており、市は悠山会に対し不正に受給した介護報酬について返還を請求。これを受けて悠山会は、1億円余りの介護報酬を自主返還する意向を示している。

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