科学的介護を裏付ける新DBの構築で議論 厚労省検討会

科学的裏付けに基づく介護にかかる検討会(第7回 5/9)《厚生労働省》

厚生労働省の「科学的裏付けに基づく介護にかかる検討会」は5月9日開かれ、介護サービスによる介入とその効果に関するエビデンスを蓄積する、新たな介護データベース「CHASE」について議論した。検討会は2018年3月の中間とりまとめで、CHASEに格納するデータの初期項目を固めたが、厚労省は一定の基準に従って、これらの項目に優先順位をつけることを提案。本格運用後も随時、格納データのバージョンアップを図っていくため、データ項目の妥当性を検証するモデル事業を実施する方針も示した。CHASEは20年度から本格運用の予定で、検討会は夏をめどに報告書をまとめる。

介護関連の既存データベース(DB)には、要介護認定情報や介護保険レセプト情報が蓄積された「介護保険総合DB」と、リハビリテーション計画書などの情報が蓄積された「VISIT」がある。CHASEはこれら既存DBを補完するDBと位置づけ、サービスの内容や利用者の状態などに関するデータを蓄積。科学的根拠に基づく介護の実現につなげる。

稼働当初に収集する初期項目については、検討会の中間報告が265項目を挙げているが、厚労省は一定の基準に従って優先順位をつける必要性を指摘。具体的には、▽信頼性・妥当性があり科学的測定が可能▽データの収集に新たな負担がかからない▽国際的に比較が可能-に該当する項目から優先してデータを収集していくことを提案した。このほか、収集項目の妥当性などを検証するモデル事業を実施し、その結果を踏まえて項目の整理・追加などのバージョンアップを随時検討していく考えも示した(参照)。

次回は関係者などからのヒアリングを実施する予定(参照)。

第7回科学的裏付けに基づく介護に係る検討会資料

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