鈴木医務技監「科学的介護は重要。保険料をどんどん上げるわけにもいかない」

《 26日の専門家会議 》
厚生労働省の鈴木康裕医務技監は26日、自立支援につながる有効なサービスをエビデンスに基いて提供する「科学的介護」について、「非常に重要。できるだけ良い仕組みをつくっていきたい」と述べた。医務技監はこの分野のトップで次官級のポスト。「科学的介護」を推進する方策を検討する専門家会議を主催しており、この日はその会合に顔を出して挨拶した。

第2回科学的裏付けに基づく介護に係る検討会資料

「介護の労働はかなり厳しい。実際に従事されている方の負担をいかに減らしていくか。より効率的にサービスを提供する観点から、『科学的介護』を展開しないといけない」。

鈴木医務技監はそう語った。「介護の費用は10兆円を超えた。今後も保険料をどんどん上げていくわけにもいかない。財政的にみても効率的な介護が非常に大事」との認識も示した。

どのような情報を収集すればエビデンスを確立できるのか――。今回の会合ではこの論点をめぐり引き続き意見を交換。心身機能の改善だけでなく、家族の負担の軽減や本人の希望の尊重といった視点に十分配慮するよう求める声もあがった。厚労省は新たなデータベースの本格運用を2020年度までに始める計画。専門家会議では今年度末に中間的なまとめを行い、その後の議論につなげていく方針だ。

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